いつも以上に・・・・優しく肌を這う

翔ちゃんの指先

僕の背中に感じる温もりが

じれったく感じる


背中の大きく開いたワンピースは

好き放題に指を這わすにはもってこい?

わざと選んだの?

エッチ・・・・だな



でも・・・・気持ちいい


「ん・・・・・・」


濃厚な口づけはそれだけで

身体の芯を熱くする

背を這う指が手のひらに変わり

下へ下へと這い降りる

サワサワと絹を這う手のひらは

でん 部に辿りつくと力強くその形を

な でまわす

隙間なく合わさる下 部に

堅く形を変えた二人の想いが触れる

グイッと僕を引き寄せ

お互いをこす り合わせる音が・・・・

耳に響く

サワサワと・・・・音が鳴る


すっぽりと翔ちゃんの胸に包みこまれ

その胸に手を添える

トクン、トクン・・・・

翔ちゃんの鼓動が僕の手のひらに伝わる


同じだね(笑)

僕と同じ・・・・・


欲しくて欲しくて

我慢できないって・・・・

そう言っている気がした





余裕のない翔ちゃんが早く見たくて

その瞳に・・・僕を映したくて


薄衣一枚で隔たっている温もりに

僕自身を押 し付けた

一瞬ビクンと反 応する翔ちゃん・・・

やっと離れた唇をひと舐めすると

僕を見下ろすその瞳に・・・・・



欲が燈る・・・


「・・・・・・智・・子ちゃん、・・・覚悟しろよ」


フワリ浮く身体


翔ちゃんに抱きかかえられながら


その首筋に僕を刻みつけた


思い切り・・・・


思い切り・・・・


消えないように


僕からの宣戦布告の変りに(笑)