案の定・・・・待てど開かないドアの向こうで


きっと途方に暮れている彼女(笑)を想像する

ノックをするが応答はなく・・・・


たぶん、大胆にも眠っていいるのだろうと推測した

スペア-キーでそっとドアを開け


そこにいるであろう人物に思いを馳せる・・・・・





なぁ・・・智、俺がお前を見間違うはずがなかろう?


最初こそ、驚きはしたものの・・・・・


お前から放たれる香りは・・・・特別なんだよ


瞳も・・・・嘘はつけない(笑)


一瞬でも、俺を欲した色は見逃せなかったから・・・・





「フフフッ」



眠れる森のオーロラ姫・・・・か、(微笑)




無邪気な寝顔に思わず綻ぶ俺の顔


・・・・誰にも見せられやしない(苦笑)


特に、二宮になんぞに見られようものなら、後々何を言われるか

しれたものじゃ無いからな・・・




・・・・呑気に眠りやがって、警戒心なさすぎだぞ?





会いたいと思っていた時に、現れた女神・・・・


ふふっ、どこまで知らん振りできるだろうな(苦笑)




抱きしめたいよ・・・・今すぐにでも


その薄衣を引きはがして柔肌に顔を埋めたい

思い切り・・・智・・・・お前の匂いを吸い込みたい








ふふっ、変態だなこれじゃ




だが・・・・理由は分からんが、女装までしてだまそうとした付けは

払って貰うとしようか・・・・・たっぷりね(微笑)


それまで・・・・ゆっくりおやすみ







「智・・・・・愛しているよ」




無垢な唇にそっと触れる

ピクリと反応する麗しの唇から漏れる声に


わずかに残した理性が揺らいだ




「・・・・・翔・・ちゃん・・・ダ・・・スキ・・・」











うっすらとあけた瞳が悩ましく潤み揺れる


そんな目で俺を見つめるな・・・・・


抑えが・・・・効かないだろう







「智・・・・・お前が・・・・・欲しいよ、」



耳元でそう囁けば



クスッと笑い不意に絡みつくお前の細くしなやかな腕



見た目には似つかわしくない力強さで俺を引き寄せる・・・・・

                                                                                                                                                                                       







智・・・・



もう知らんぞ、俺は


徐々に開かれていく唇に応え智を探す


俺を見つけると追いかけるように情熱的に絡みつく甘い果実




無意識に俺を求めはじめる目の前の妖艶な小悪魔は


最高に幸せそうな笑みを浮かべていた・・・・・



大好き・・・・と、繰り返しながら(笑)