何も言わないけれど

 

翔ちゃんは俺が傍にいることを拒まない

 

だから俺はそれに甘える

 

 

翔ちゃんが俺をこの場に引きとめていることを

 

とうの本人は知らない(笑)

 

だから俺はそれにも、甘える

 

 

俺がここにいるのは翔ちゃんがいるから

 

そう言ってやればとろけそうな笑顔を俺にくれる

 

分かっているからあえて言わない

 

俺が与えてやれるものは全て翔ちゃんへ

 

それを気づくかどうかなんてどうでもいい

 

それがすべてだから

 

何気なく渡していければいい

 

それが俺の流儀(笑)

 

 

 

 

「しょうちゃん・・・・ミカン・・・」

 

 

「ん?あぁ、ありがとう・・・」

 

 

「しょうちゃん・・・・俺からの愛のこもったミカン・・・」

 

 

「えっ?・・・・」

 

 

「・・・・・・いいから食え!」

 

 

「智くん?・・・・・」

 

 

俺の流儀は揺るがない!

 

 

「・・・お前も食うのか?・・・」

 

「ニャァ~・・・」

 

「「(笑)」」

 

 

via 青嵐
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