翔ちゃん、
きづいていない・・
僕の顔をみているのに?
微妙に複雑な感じ・・・
気づかれ無いことが寂しくもあり・・・
楽しくもあり・・・・
でも、今は、楽しいが勝つかも(微笑)
借りた服汚しちゃって大丈夫かな?
ここは、知らない人として、どうすればいいのかな?
クリーニング代に・・・お召し替えって
ふふっ、執事みたいだよ、
少し考えて、周りを見渡すと二宮さんと
目があった、ニヤつく顔が・・・とても似合う(笑)
だけどね・・・僕は
賭けはしないから・・・・
もし・・・翔ちゃんの部屋まで行けたら
思いっ切り抱き着いてやるんだ
行けなかったら・・・・
大胆に誘って正体をばらす!
どっちにしたって・・・・
もう翔ちゃんと離れるのは・・・いや
一日中・・・くっついていたい!!
それにしても・・・翔ちゃん
何を考えているんだろう?
もしかして僕を見て・・・照れてる?
だとしたら・・・・いけるかな?
いたずら心に火がつきそう!!
そもそも、連れて行ってくれないから悪いんだ!
翔ちゃん・・・・lockon!!
あれこれ考えていたら
翔ちゃんが・・・ずっと僕を見ていることに気が付く
あぁ・・・もう限界
今すぐにでも・・・・・飛びつきたい!
手元のハンカチがヒラリ落ちる
すかさず拾いに行く翔ちゃんと手が触れた・・・・
「あっ・・・・えっ?」
一瞬動きが止まりハンカチを拾い上げたまま
僕を見つめる・・・・
(・・・・バレタ??)
だけど、何も言わずににこやかな微笑みで
僕にハンカチを差し出す
(ホッ・・・・)
大丈夫・・・・だったかな?
「二宮!」
突然大きな声で二宮さんを呼び
席を外すことを伝えていた
あぁ・・・行っちゃうんだ
そう思ったとたん、急に寂しさが募る
そんな僕の前に翔ちゃんが来た
「・・・・汚してしまった服を弁償させてください、ホテル内のものですが
よろしかったら、これからご一緒させていただければ・・・」
へっ?・・・・
むやみに・・・声を出せない僕は・・・
状況がよくわからないまま
コクリと頷くだけで精一杯だった・・・・
だけど、心は正直で
少しでも、翔ちゃんが近くにいることが嬉しくて・・・・
自然と笑みがこぼれていた・・・・



