温かい感触に目が覚めた
いつの間にか眠ってしまっていたらしい
体を起こし温もりの主を見つける
空いたスペースに縮こまって小さく丸まっている
智くんの寝姿・・・・
ふははっ、猫みたいだ
俺に掛けてくれたブランケットを
智くんに掛ける
モソモソと動いてはいるが
きっと・・・起きないだろうな
幸せそうな寝顔に安心する
テーブルの上の描きかけの画を見ると
大きな花丸がつけられていた
次のページには一枚の画用紙が挟まっている
見ると・・・・
穏やかな寝顔の俺・・・・・
智くんから見ると
俺はこんな風に映っているんだ・・・・
それだけで胸がいっぱいになった
勝手に押しかけて
時間を共有したつもりでいたけれど
離れたいたって・・・・
想いは・・・・
繋がっていたんだね
何時だって俺を・・・
俺らを温かく見守ってくれてる
守って貰っている俺等が言うのもなんだけど
もう・・・全力で智くんの空間を
守ってみせる!!!
そう誓った!
好きな事を楽しそうにしているときの
智くんが俺は好きだから
好きな事を楽しそうに話す姿が
大好きだから・・・・
失いたくない大切なもの
守るよ・・・
全身全霊を掛けて
ってか・・・・
これ、進歩したのかな?
俺の描いたサメ・・・・・(苦笑)
まぁ・・・花丸だから・・・・
そうなのかな?
俺を描いてくれたこの画・・・・
大切にする
大切に・・・・




