結局、あれから・・・

色々考えてみた


翔くんと


話せば何かがわかると思ったけど


話す時間が持てなくて





・・・・・ なんだか、心が


ザワザワする・・・・









毎日忙しく何かしら予定を立てる翔くんを

誘って飲みに何て・・・・いけないよなぁ



一緒にお酒飲むのだって最近じゃ全然だし


・・・・ご飯だって行ってない





翔くんが俺に笑わないなのなんて


初めてに近いから








「・・・・・リーダー、」







翔くん・・・・体とか壊さないといいけど

仕事しすぎだ、あれじゃ・・・









ぼぅっと、翔くんを見ながら

そんなことを考えていたら、いきなり呼ばれて

びっくりした!!






「ねぇってば!、リーダー、聞いてる?」






目の前に松潤の顔


相変わらずはっきりした目鼻だち・・・・


でも、瞳は幼いままだな(微笑)





「んぁ?ゴメンゴメン、なに?」





「・・・・だから、この後、飯いかない?」





「へっ?誰と?」










「・・・・・・リーダーと、俺!!」







松潤は


何かにつけて俺を外へ連れ出していく


引きこもってばかりじゃ栄養不足になるって


意味わかんないこと言って・・・ふふっ、



可愛いヤツ








飯かぁ~・・・・


そういや、この所ろくに食ってないな・・・



本当は、翔くんとって思ってたけど


忙しそうだし・・・・


それに・・・・なんだか距離が




チラリと翔君を見ると


今にも泣きだしそうな瞳で

俺を見つめている・・・・




えっ?・・・


どうした?翔くん・・・・





ほんの、一瞬の表情だったけど

すぐにその顔を逸らされたように思ったのは

間違いじゃ無くて


それっきり・・・・

俺を見ることなく

新聞を読みふけっていた




翔くん・・・・




「リーダー!!」





さっきまでとは違った声で


松潤が俺を呼ぶ・・・・


どこか、少し怒気のこもった声で





翔くんが気になりながらも

不意に視線を逸らされたことで

その場にいることが息苦しくなった俺は

どこか上の空で返事をしていた






促されるまま松潤と部屋を後にする



「・・・・お疲れさま、、」


声をかけるが・・・・




翔くんはやっぱり、

顔を上げることなく


下をずっと見たままだった









俺は?


いったい、翔くんにどうして欲しかったんだろう?




また・・・この間と同じ

よく分からない

モヤモヤした変な気持ちだけが

残っていた





難しい顔をした松潤に気づくことなく

気づけば俺は・・・翔くんのことばかり

考えていた










今までにない

感情に・・・・戸惑いながら