翔ちゃん・・・・アイシテル
ある日仕事から帰ると
テーブルの上に見覚えのある綺麗な小箱が置いてあった
ん?・・・・なんだ?
ネクタイを緩めながら考えていると
部屋から慌てて智が飛びだしてきて
そこにあった小箱をものすごい勢いで手にすると
シュッと後ろ手に隠す・・・・
「翔ちゃん!!なんで、今日に限って早いの、帰り!!」
ん?・・・・早く帰宅して喜ばれたことはあっても
怒られた記憶のない俺は少し面喰っていた・・・
「なんでって・・・いわれてもなぁ~、帰ってこないほうがよかったか?」
少し意地悪く聞いてみる(笑)
「そうじゃないけど・・・こっちだっていろいろ準備がさ・・・」
最後はモゴモゴ言っていて聞き取れなかったが
どうやら何かをしてくれる気らしい(微笑)
「じゃ~、俺先にシャワー浴びるから、ご飯それからでいいかな?」
「もう、作ってある・・・・」
「えっ?作ってくれたの、智が?・・・約束違反だな」
「たまには僕にも作らせてよ、翔ちゃん・・・忙しいんだし」
「ははっ、忙しいのはお互い様だろ、それに・・・二人で決めたことだ」
「・・・・・うん、そうだけどさ」
フフッ、プっと口をとがらせる仕草
相変わらず可愛いこと・・・
そう、俺等は一度間違いを犯して
いったん離れていたことがある・・・
言葉にしなくても分かっているつもり
そんな言葉足らずが重なって・・・
身動き取れなくなるほどに見えない糸が
絡まってしまった・・・・
家のこと全部を智に任せっきりだった俺は
分担して、なんでも二人で決めていこうと
それぞれの出来ることをやるようにした
苦手ではあるが食事の用意は俺がすると豪語した手前
そうそう智に譲るわけにもいかない
お陰で以前よりも作れる種類が増えたことは
喜ばしい限りだ・・・・
「ちなみに今日のおかずは何?」
「あとのお楽しみ!!」
「おっ、・・・じゃぁ楽しみにして・・・ゆっくり入ってくるよ・・・」
「・・・・・・・・・。」
「どうした?まだ何か不満でも?(笑)」
何やらモジモジと落ち着かない様子の智・・・
「・・・入る・・・・」
「えっ、なに?」
「僕も一緒に入るって言ったの!!」
・・・・・・・・・・・。
これは・・・断ったらまずい空気?
恥ずかしいだろうに
照れながら申しでてくれているのを
断る理由などないわけで・・・・
でもなぁ・・・すぐに出られるかわからんぞ?
せっかくの料理冷めないのか?
俺が返事をするよりも先に智が目の前で
服を脱ぎ始めた・・・・
「おい、・・・・まだ、お湯はってないから」
「洗ってる間にたまるでしょ?」
「・・・・まぁ、ほんとに一緒に入るの?」
「う・・ん、だめ?」
「駄目じゃぁないけどさ・・・その、なんだ・・・」
「・・・僕が洗うから!」
・・・・そこ?
「いや。それはいいから、いつも通りでいい」
「いつも通りだと・・・翔ちゃんがさ・・・」
ポッと顔を赤らめる智がいじらしくて
ますます、長風呂になりそうだ(苦笑)
「わかったよ、身体流してもらいましょうか・・・」
改まって一緒に入ろうといわれると・・・
妙に照れくさい・・・
が・・・たまにはいいのかも
脱いだ服を抱えて風呂場に走る智・・・・
さて・・・どうしたものか
綺麗な小箱を眺めながら
おもわず緩む顔・・・・・
ふふっ、今日は・・・智に任せてみるか
智の待つ風呂場へと向かう
ある日仕事から帰ると
テーブルの上に見覚えのある綺麗な小箱が置いてあった
ん?・・・・なんだ?
ネクタイを緩めながら考えていると
部屋から慌てて智が飛びだしてきて
そこにあった小箱をものすごい勢いで手にすると
シュッと後ろ手に隠す・・・・
「翔ちゃん!!なんで、今日に限って早いの、帰り!!」
ん?・・・・早く帰宅して喜ばれたことはあっても
怒られた記憶のない俺は少し面喰っていた・・・
「なんでって・・・いわれてもなぁ~、帰ってこないほうがよかったか?」
少し意地悪く聞いてみる(笑)
「そうじゃないけど・・・こっちだっていろいろ準備がさ・・・」
最後はモゴモゴ言っていて聞き取れなかったが
どうやら何かをしてくれる気らしい(微笑)
「じゃ~、俺先にシャワー浴びるから、ご飯それからでいいかな?」
「もう、作ってある・・・・」
「えっ?作ってくれたの、智が?・・・約束違反だな」
「たまには僕にも作らせてよ、翔ちゃん・・・忙しいんだし」
「ははっ、忙しいのはお互い様だろ、それに・・・二人で決めたことだ」
「・・・・・うん、そうだけどさ」
フフッ、プっと口をとがらせる仕草
相変わらず可愛いこと・・・
そう、俺等は一度間違いを犯して
いったん離れていたことがある・・・
言葉にしなくても分かっているつもり
そんな言葉足らずが重なって・・・
身動き取れなくなるほどに見えない糸が
絡まってしまった・・・・
家のこと全部を智に任せっきりだった俺は
分担して、なんでも二人で決めていこうと
それぞれの出来ることをやるようにした
苦手ではあるが食事の用意は俺がすると豪語した手前
そうそう智に譲るわけにもいかない
お陰で以前よりも作れる種類が増えたことは
喜ばしい限りだ・・・・
「ちなみに今日のおかずは何?」
「あとのお楽しみ!!」
「おっ、・・・じゃぁ楽しみにして・・・ゆっくり入ってくるよ・・・」
「・・・・・・・・・。」
「どうした?まだ何か不満でも?(笑)」
何やらモジモジと落ち着かない様子の智・・・
「・・・入る・・・・」
「えっ、なに?」
「僕も一緒に入るって言ったの!!」
・・・・・・・・・・・。
これは・・・断ったらまずい空気?
恥ずかしいだろうに
照れながら申しでてくれているのを
断る理由などないわけで・・・・
でもなぁ・・・すぐに出られるかわからんぞ?
せっかくの料理冷めないのか?
俺が返事をするよりも先に智が目の前で
服を脱ぎ始めた・・・・
「おい、・・・・まだ、お湯はってないから」
「洗ってる間にたまるでしょ?」
「・・・・まぁ、ほんとに一緒に入るの?」
「う・・ん、だめ?」
「駄目じゃぁないけどさ・・・その、なんだ・・・」
「・・・僕が洗うから!」
・・・・そこ?
「いや。それはいいから、いつも通りでいい」
「いつも通りだと・・・翔ちゃんがさ・・・」
ポッと顔を赤らめる智がいじらしくて
ますます、長風呂になりそうだ(苦笑)
「わかったよ、身体流してもらいましょうか・・・」
改まって一緒に入ろうといわれると・・・
妙に照れくさい・・・
が・・・たまにはいいのかも
脱いだ服を抱えて風呂場に走る智・・・・
さて・・・どうしたものか
綺麗な小箱を眺めながら
おもわず緩む顔・・・・・
ふふっ、今日は・・・智に任せてみるか
智の待つ風呂場へと向かう
