愛してる・・・・


・・・・・大好き













目覚めると

起き上がりベッドのへりに腰かけている

智の背中が目に映った


じっとして動かない


智?・・・・・



「どうした?・・・」



「あ、起こしちゃった?」



半身で振り返るとペンダントを片手に持つ智・・・・




「今ね・・・・ペンダントにキスしてたの」



智に腕を伸ばし腰にまわして引き寄せる


座ったままの姿勢で俺の目の前に来たその肌に


顔をうずめ・・・・


ほんのり甘い香りを吸い込む・・・・



・・・・・・なんの馨りなのだろう?


優しい春の馨りがしてくる



俺は智の素肌の馨りが結構気に入っている(微笑)


肌に唇を寄せその感触を楽しむ



「なんでkissしたの?」



「・・・・・嬉しかったから、・・・んふふっ、クスッぐったいよ」



ゆっくり起き上がり智を引きよせ背中から抱きしめる


肩口に顎をのせ智の頬にすり寄る



首筋からも・・・・甘い香りがする



「智・・・・いい匂いがする」



「そう?翔ちゃんも・・・するよ(笑)」



両手でペンダントを持ち上げ月明かりにかざすと


そっと口元に下ろしその柔らかな唇でkissをした



「大事にする・・・・」


そう言って振り向くと


今度はその柔らかな唇を俺に重ねた





「智・・・・・・愛してる」





「ん・・・・翔・・・ちゃん・・んんっ・・・」




智の言葉を最後まで聞きたかったが



その唇を・・・塞ぐ




お互いを確かめあうような柔らかな舌の感触に




いつしかのめり込むように求め合った



強く抱きしめれば胸いっぱいに湧きあがる


甘い疼きが全身を支配する・・・・






「あぁ・・・・智・・・んんふっ・・・チュッ・・・」





「んん・・・クチュッ・・んふぁっ・・・しょお・・・ちゃ・・」







ゆっくりと智の身体を横たえその上に覆いかぶさる


唇を耳元から首筋に滑らせると



首にまわされた智の腕に力が入る・・・・





「感じる?・・・・」





舌先で・・・・耳の後ろ舐めあげ



智の熱い吐息を誘い出す





「あっ・・・・ん・・・・」





控えめな・・・だが十分すぎるほどの甘い声は


俺の中心を更に煽っていく・・・・



激しくなっていく愛撫に応えるように乱れていく智


すぐにでも持っていかれそうになるのを


堪えるだけで・・・余裕なんてあるわけない






「智・・・・・ハァッ・・・クッ・・・」





いつの間にか智の手に包まれていた自身は


堅く脈を打つ・・・・


いつ弾けてもおかしくない程に猛り狂う・・・






「・・・ん・・翔・・ちゃ・・ん・・ハァ・・きて・・」






智が身体を開き俺を誘う・・・・・



まだ十分ではないのに・・・



焦れた俺は智の言われるがまま


突き進める・・・・・





「クハァッ・・・・・」




智の中は温かくネットリト纏わりつくように迎えてくれる


その刺激がたまらなく・・・なる





「んんあぁぁああっ、・・・翔・・・ちゃん・・・んんはぁ・・」






智を悦してやりたいのに・・・


身体は言うことを聞かない


早まる腰の動きに智の身体が仰け反り


数回突き揺らしたとたんに・・・・


果ててしまった・・・・・・





「ハァハァハァ・・・ゴメン・・・ンハァ・・・さと・・し」





「ハァハァ・・・ンハァ・・・翔・・ちゃん・・・スキ・・大好き・・・ふぅ」






・・・・・・・今は・・・それだけでいい



十分だ・・・智




いつかまた・・・言ってくれるだろうか



愛していると・・・・・






そのまま智を抱きこみ汗ばんだ身体に印を落とす・・・




初めてつけたその色は



上気した智の白い肌に綺麗な赤い華を咲かせた・・・・