どの位眠って居たんだろう?
もう翔ちゃん帰ってるよね・・・・・
どんな顔で会ったらいいのかわからない
絶対変な顔になっちやうもん・・・・
瞼が重たいや・・・
昼間の翔ちゃんの顔を思い出していた
その度にチクチクと胸が苦しくなって
同時に湧き起る小さな疼き
また・・・・あの時みたいに言葉足らずに
なったら・・・・
今度こそ翔ちゃんを失うかもしれない
怖いけど・・・・
ちゃんと話さないと
このままじゃ同じだ
翔ちゃん・・・・・
今日のこと聞いたら話してくれるかな?
僕の心がグルグルと渦を巻く
翔ちゃん・・・・・・・
智が部屋から出てきたころ
俺は酔うに酔えずだが、ビールの本数だけは
増えていって・・・・
気づけばテーブルにはかなりの空き缶が転がっていた
やはり、いつもとどこか様子がおかしいと感じながらも
あえて、何事もなかったように話かけた
少しでも智が不安がらないようにと
二人で遅い夕飯とって・・・・
他愛もない話をし始めたときだった
急に無口になった智が
俺の目を見据えて
何かを言いかけたが
すぐにその視線はそらされ・・・・
沈黙だけが残った
俺は・・・智を待った
「・・・・・・・・・。翔ちゃんさ・・・」
「ん?どうかしたか?」
「・・・・・あのさ、移り気と・・浮気の違いってなに?」
・・・・・・・智?
何を聞こうというのだ?
これは・・・・真面目に答えたほうがいい話なのか?
今日何本目かわからないビールを口にして
その質問にふさわしい答えを探していた
「・・・・移り気は、そうだなコロコロとその心を変えてしまうこと
今日、好きだったものが明日も好きかどうかはわからない、
そんな曖昧な気持ちの事かな、浮気は・・・・文字通り浮ついた気持ち
ただ行動が伴うことが移り気との違いかな?」
「行動が伴うこと?」
「あぁ・・・例えば好きな人以外と深い関係になってしまったりとか・・・」
突然、智の表情が曇る
俯いたまま動かない・・・・
「智?どうかしたか?」
「翔ちゃんは・・・・僕に嘘はつかないよね?」
「智?・・・・なに?マジでどうかしたのか?」
「・・・・・誰なの?」
「えっ?誰って?」
俺は智が何の事を言っているのか全く分からず
ただ・・・酷く悲しそうにしていることだけは
理解した・・・・
その原因は俺にあるかのような・・・・・
俺に?
「智?俺がどうかしたのか?
何かお前に不安にさせるようなことをしてたのか?」
智の目に溢れんばかりの泪が光る
それが余計に俺を混乱させていった・・・・・
もう翔ちゃん帰ってるよね・・・・・
どんな顔で会ったらいいのかわからない
絶対変な顔になっちやうもん・・・・
瞼が重たいや・・・
昼間の翔ちゃんの顔を思い出していた
その度にチクチクと胸が苦しくなって
同時に湧き起る小さな疼き
また・・・・あの時みたいに言葉足らずに
なったら・・・・
今度こそ翔ちゃんを失うかもしれない
怖いけど・・・・
ちゃんと話さないと
このままじゃ同じだ
翔ちゃん・・・・・
今日のこと聞いたら話してくれるかな?
僕の心がグルグルと渦を巻く
翔ちゃん・・・・・・・
智が部屋から出てきたころ
俺は酔うに酔えずだが、ビールの本数だけは
増えていって・・・・
気づけばテーブルにはかなりの空き缶が転がっていた
やはり、いつもとどこか様子がおかしいと感じながらも
あえて、何事もなかったように話かけた
少しでも智が不安がらないようにと
二人で遅い夕飯とって・・・・
他愛もない話をし始めたときだった
急に無口になった智が
俺の目を見据えて
何かを言いかけたが
すぐにその視線はそらされ・・・・
沈黙だけが残った
俺は・・・智を待った
「・・・・・・・・・。翔ちゃんさ・・・」
「ん?どうかしたか?」
「・・・・・あのさ、移り気と・・浮気の違いってなに?」
・・・・・・・智?
何を聞こうというのだ?
これは・・・・真面目に答えたほうがいい話なのか?
今日何本目かわからないビールを口にして
その質問にふさわしい答えを探していた
「・・・・移り気は、そうだなコロコロとその心を変えてしまうこと
今日、好きだったものが明日も好きかどうかはわからない、
そんな曖昧な気持ちの事かな、浮気は・・・・文字通り浮ついた気持ち
ただ行動が伴うことが移り気との違いかな?」
「行動が伴うこと?」
「あぁ・・・例えば好きな人以外と深い関係になってしまったりとか・・・」
突然、智の表情が曇る
俯いたまま動かない・・・・
「智?どうかしたか?」
「翔ちゃんは・・・・僕に嘘はつかないよね?」
「智?・・・・なに?マジでどうかしたのか?」
「・・・・・誰なの?」
「えっ?誰って?」
俺は智が何の事を言っているのか全く分からず
ただ・・・酷く悲しそうにしていることだけは
理解した・・・・
その原因は俺にあるかのような・・・・・
俺に?
「智?俺がどうかしたのか?
何かお前に不安にさせるようなことをしてたのか?」
智の目に溢れんばかりの泪が光る
それが余計に俺を混乱させていった・・・・・
