サトシ・・・・
眠りに落ちる間際
少しだけ悲しそうな瞳の揺らめきを見た
俺は・・・
智をこの夜初めて
・・・・・抱いた
ずっと抑えていたものが一気に噴き出してしまい
大分無理をさせてしまった
だが・・・・あふれ出る愛おしさと
智の色香に抑えられるべくもなく
幾度も、幾度も身体を繋いだ
智の甘い声が
吐息が
色づく肌が
身体の全てが
俺を快楽へとイザナウ
しがみつく指
かみしめる唇
揺らめき潤む瞳
乱れなびく髪
その喘ぎは
思いの深さを奏でる
俺の頭に心に中心に降り注ぐ
もっと智を感じたい
もっと乱れさせたい
もっと俺を刻み付けたい
俺の下で乱れ狂う様を
この目に焼き付けたい
いつも、いつでも
智・・・・お前と重なりあっていたい
俺はそれくらい強欲の塊なんだ
お前の身体が俺を受け入れるとき
感じた違和感・・・・・
もしかしたらと思ったが
いま、お前がこうして俺の元にいることが
全て・・・・過去は気にならないといえば嘘になるが
それはお互い様だ
これからは二人で過去を増やしていけばいい
お前の奥底に消してしまえるくらい沢山の
営みを続けよう・・・・・
飽くことのないお前の身体に
俺は愛を刻み続ける決して消せないほどの愛を
言葉にすれば安っぽく感じてしまう
その言葉も・・・・
お前になら・・・・・幾度だって言えるよ
智・・・・・アイシテル
愛してる・・・・・
「サトシ・・・・愛してる・・・・・」
温もりを身体に引き寄せ
肌に感じるお前の体温に安らぎ
また眠りに落ちる・・・・・
まだ足りないくらいだ
目覚めたら・・・・・
俺はまたお前を求めるだろう
その時、どうか拒まないでほしい
お前の全部を・・・・・
俺に・・・・・・くれ
お前の歓喜の艶歌を聞かせてくれ
