翔ちゃんの寝息が聞こえる

スースーと僕の耳にかかる甘い息が

さっきまでの激しく熱い余韻を思い出させる




もっと繋がっていたい・・・・・


そんなことを言ってもいいのかな?


翔ちゃんで一杯にして欲しいって言ったら


翔ちゃんはどう返してくれるかな?



向かい合い愛おしい寝顔を見つめながら


翔ちゃんがつけた その証にそっと

・・・・・・・くちづける


届くところは全部触れてみる


翔ちゃんからの想いが伝わってくるようで


胸が熱くなった




翔ちゃん・・・・


翔ちゃん・・・・


僕を見つけてくれて


ありがとう



またこの手を取ってくれて


ありがとう


凛々しい眉毛に少しだけ目尻の下がった

大きな瞳 キラキラと輝くその瞳に

どうかずっと僕を映していて欲しい


僕だけを・・・・・・




眠る翔ちゃんの唇に重ねる想い


瞼を閉じれば

いつも笑顔をの翔ちゃんが浮かぶ


僕を見つけた時に瞬時に変わる


僕だけが知っているその微笑みを


無くしたくない・・・・・




翔ちゃん・・・・



僕はドンドン欲張りになっていくよ


それでも僕を傍に置いてくれるの?


僕だけしか知らない翔ちゃんをたくさんくれるの?



今、目の前にいる

手の届くところにいる

それだけで・・・・胸がいっぱいになるよ


無意識に僕を引き寄せる翔ちゃんの腕・・・・


なぜだか、涙が溢れてきた


一つになれた喜びと


抑えきれない想いが重なって


次から次へと溢れる涙・・・・・・




翔ちゃんの頬に手を添えそっと唇をなぞる



ピクリとわずかに揺れた唇の隙間から


漏れてきた声で・・・・・・


僕の名前を呼ぶ




サトシ・・・・・アイシテル


って・・・・・・




目覚めたら

もう一度・・・・・翔ちゃんが欲しいって


言ってみよう


眠りながらも僕を見つけてくれた


それだけで充分だ





翔ちゃん・・・・スキ