あぁ・・・

夢じゃ無かった・・・・・
君が、翔・・・くん

・・・翔
君が目の前にいる

そんな朝を迎えられるなんて
正直・・・
思ってもいなかった

綺麗・・・


光に透けて

飛んでいってしまいそうなくらい

綺麗だ・・・・



翔・・・

僕は今とても満たされている

僕の中は君で溢れてる


君が僕を変えてくれた

僕たちには必要な時間だったのかもしれない


翔・・・・

君と伴に僕は存在する


こみ上げる悦びで
どうにかなってしまいそうだ


「・・・・・I'll give you all my love  」

そう囁いて
君の頬に唇を寄せると


ゆっくりと瞼を開き

煌めく瞳に僕を映し出した君が

頬に優しく触れ


「me to・・・・」


と、答える



「・・・起きてたんだ(照)」



「うん・・・智くんの寝顔が見たくて少し前に起きた(微笑)


英語・・・続けてたんだ・・・」


「・・・・・・うん、まだ全然わかんないけどね」


「ふふっ、乱れた顔もいいけれど、寝顔も好きかな?」


「やめぃ!」


少し口を尖らせ俯きながら真っ赤になる
上目づかいは・・・反則だ

・・・・・・この人は、わかってないなぁ~
そんな仕草が僕を煽るんだ



あなたを胸の上にそっと引き寄せ
抱きしめる

どこにもいかないように

フワリと鼻をかすめる
あなたの髪の毛がくすぐったくて

少し掻き上げれば
僕と同じ熱を持つ瞳が揺れている

夕べの余韻が二人を包み込み
その存在を確かめるかのように
自然と重なる唇・・・・






足りない・・・
あなたで溢れているのに
どこまでもあなたを求めてしまう

陽の光を浴び
しなやかなその腕が僕を包み込む

ゆっくりと同じリズムで
あなたが舞う



「翔・・・・」


あなたに名前を呼ばれるたびに
僕の鼓動はトクンと跳ねる

こんなに満ち足りた気持ちは初めてだ


「あぁ・・・智くん・・・・

        愛してる・・・・」





白い波間に二人溶け合い
絡めた指に力がはいる

幾度も押し寄せる悦びを感じ
想いを解き放つ・・・・・・















『 ※ I'll give you all my love  』


『・・・・me to』







僕らは今

とても幸せだ・・・・・




~Fin~







※ 私の愛全てをあなたに捧げます