巡り合った奇跡
歩んできた軌跡
君を見つけた奇跡
僕が辿った軌跡
肌を重ねた奇跡
想いを巡らせた軌跡
彼らからの
想いに応える心は
悲鳴を上げる
そんな人間じゃない
思われる資格なんかない
何をもって好きだといえるのか?
本当の僕を知りもしないで
誰にも打ち明けることの無い
燻ぶり歪み続ける想いに
気がおかしくなりそうだ
うす笑いの先に
君の刺すような視線を感じる
いつからか・・・時折そうして僕を見つめるんだ
何が言いたいのか・・・わかる
だが、気づかない振りを通す
決して知られてはいけない
闇の入り口に
引きずり込むわけにはいかないから
僕はいつも一番最後に楽屋に戻る
時間をかけて一人になれるまで動かない
最後の一人を見送るまで
この日もいつもと同じように最後に戻る
誰もいないことを確認して
帰りの支度をしていた
突然閉まる扉
振り向くとそこには
あの、刺すような視線の君が立っていた

「智くん・・・・」
低く響く声で僕の名前を呼ぶ
心がざわつきだす
「まだ、いたんだ・・・忘れもの?」
手元に視線を戻しそっけなく答える
「あぁ・・・そうだ、忘れものを取りに来た」
近づく足音に気づけば
背後から抱きしめられていた
「なっ、ちょっと、翔くん?」
振り払おうと腕に力を入れるが
ビクともしない・・・
「・・・動かないで、お願いだから」
震える声で君が耳元で囁く
筋肉質のたくましい腕に力がこもる

声が出せないでいた
首筋にかかる熱い吐息が
形となる
「あっ・・・・」
思わず漏れてしまった
あり得ない声が
引鉄となり
僕が必死に守ってきた
闇の扉を君がこじ開けた
静まりかえる楽屋
ソファーのスプリングの軋む音に混じり
押し殺せない喘ぎ声が響きわたっていた
歩んできた軌跡
君を見つけた奇跡
僕が辿った軌跡
肌を重ねた奇跡
想いを巡らせた軌跡
彼らからの
想いに応える心は
悲鳴を上げる
そんな人間じゃない
思われる資格なんかない
何をもって好きだといえるのか?
本当の僕を知りもしないで
誰にも打ち明けることの無い
燻ぶり歪み続ける想いに
気がおかしくなりそうだ
うす笑いの先に
君の刺すような視線を感じる
いつからか・・・時折そうして僕を見つめるんだ
何が言いたいのか・・・わかる
だが、気づかない振りを通す
決して知られてはいけない
闇の入り口に
引きずり込むわけにはいかないから
僕はいつも一番最後に楽屋に戻る
時間をかけて一人になれるまで動かない
最後の一人を見送るまで
この日もいつもと同じように最後に戻る
誰もいないことを確認して
帰りの支度をしていた
突然閉まる扉
振り向くとそこには
あの、刺すような視線の君が立っていた

「智くん・・・・」
低く響く声で僕の名前を呼ぶ
心がざわつきだす
「まだ、いたんだ・・・忘れもの?」
手元に視線を戻しそっけなく答える
「あぁ・・・そうだ、忘れものを取りに来た」
近づく足音に気づけば
背後から抱きしめられていた
「なっ、ちょっと、翔くん?」
振り払おうと腕に力を入れるが
ビクともしない・・・
「・・・動かないで、お願いだから」
震える声で君が耳元で囁く
筋肉質のたくましい腕に力がこもる

声が出せないでいた
首筋にかかる熱い吐息が
形となる
「あっ・・・・」
思わず漏れてしまった
あり得ない声が
引鉄となり
僕が必死に守ってきた
闇の扉を君がこじ開けた
静まりかえる楽屋
ソファーのスプリングの軋む音に混じり
押し殺せない喘ぎ声が響きわたっていた
