頭が痛い・・・・
俺は夢を見ているのか
あぁ・・・そうだいつも見る夢だ
見慣れた部屋の中を
見回すが・・・いない
ベッドから起き上がり
傍にいるはずのその人を探す

辺りはいつもの通りなのに
やけにはっきりしていた・・・・
誰なのかわからない
近づいて覗き込む・・・でも
顔がぼやけて見えないんだ
俺がそうさせているのか?
肝心の顔がみえない
思い出したいのに
そうしたくない何かがあるのか?
名前を呼んでいるはずなのに
誰を呼んでいるのかもわからない

抱きしめる腕は確かに
知っている温もりだった
俺は・・・この人のすべてを知っている
心が、身体がそう言っている
その人の胸に顔をうずめる
いつものようにそっと抱きしめれば
優しく抱きかえしてくれる
そして・・・唇を重ねあうんだ
同じ鼓動を刻み眠りにつく・・・・
・・・・いつもとは違う?
どうしたんだろう?
俺はその人に向かって
声をかけている・・・
確かに名前を呼んでいるのに・・・
聞こえない
誰なんだ・・・あなたは?
俺は誰に声をかけているんだ?
次の瞬間
きつく抱きしめられる
息もできないほどの口づけを交わす・・・
求められるままに俺は身をゆだねている

知っている・・・
この腕を
知っている・・・
この唇を
知っている・・・・
この熱を
俺はいったい何を忘れてしまったんだ
誰を求めているの?
身体中に落とされる印に熱を感じている
これが夢なのか現実なのか
もう・・・わからなくなっていた
ただ・・・一つになりたいと
思っていた
夢の中のその人を掴まえたくて
目を開けるのが恐かった
開けた途端にあなたが消えてしまわないか不安だった
俺はこの人を失いたくないのだと
改めて思った

ゆっくり見開く瞳に映しだされたのは
紛れもない智くんの姿だった
身体を丸めて俺の胸にすり寄ってくる
変わらぬ姿だった
だが・・・俺は
俺を知らない
あなたを抱いた・・・
・・・あなたの反応は俺の思う通りで
それが嬉しかった・・・・
覚えていてくれたことが
ただ・・・嬉しかった
目覚めたあなたの口から
漏れる言葉は
きっと・・・・・
俺は・・・
取り返しのつかないことを
してしまったのかもしれない・・・・
絡まる腕をそっと外して
ベッドから離れた
心の準備をしなくては
いったい俺はどんな言い訳をするのだろう
少しでも・・・あなたの心が
軽くなるように・・・言えたらいいな
夕べの余韻ごとあなたへの思いも洗い流すように
熱めのシャワーを頭から浴びた
俺は夢を見ているのか
あぁ・・・そうだいつも見る夢だ
見慣れた部屋の中を
見回すが・・・いない
ベッドから起き上がり
傍にいるはずのその人を探す

辺りはいつもの通りなのに
やけにはっきりしていた・・・・
誰なのかわからない
近づいて覗き込む・・・でも
顔がぼやけて見えないんだ
俺がそうさせているのか?
肝心の顔がみえない
思い出したいのに
そうしたくない何かがあるのか?
名前を呼んでいるはずなのに
誰を呼んでいるのかもわからない

抱きしめる腕は確かに
知っている温もりだった
俺は・・・この人のすべてを知っている
心が、身体がそう言っている
その人の胸に顔をうずめる
いつものようにそっと抱きしめれば
優しく抱きかえしてくれる
そして・・・唇を重ねあうんだ
同じ鼓動を刻み眠りにつく・・・・
・・・・いつもとは違う?
どうしたんだろう?
俺はその人に向かって
声をかけている・・・
確かに名前を呼んでいるのに・・・
聞こえない
誰なんだ・・・あなたは?
俺は誰に声をかけているんだ?
次の瞬間
きつく抱きしめられる
息もできないほどの口づけを交わす・・・
求められるままに俺は身をゆだねている

知っている・・・
この腕を
知っている・・・
この唇を
知っている・・・・
この熱を
俺はいったい何を忘れてしまったんだ
誰を求めているの?
身体中に落とされる印に熱を感じている
これが夢なのか現実なのか
もう・・・わからなくなっていた
ただ・・・一つになりたいと
思っていた
夢の中のその人を掴まえたくて
目を開けるのが恐かった
開けた途端にあなたが消えてしまわないか不安だった
俺はこの人を失いたくないのだと
改めて思った

ゆっくり見開く瞳に映しだされたのは
紛れもない智くんの姿だった
身体を丸めて俺の胸にすり寄ってくる
変わらぬ姿だった
だが・・・俺は
俺を知らない
あなたを抱いた・・・
・・・あなたの反応は俺の思う通りで
それが嬉しかった・・・・
覚えていてくれたことが
ただ・・・嬉しかった
目覚めたあなたの口から
漏れる言葉は
きっと・・・・・
俺は・・・
取り返しのつかないことを
してしまったのかもしれない・・・・
絡まる腕をそっと外して
ベッドから離れた
心の準備をしなくては
いったい俺はどんな言い訳をするのだろう
少しでも・・・あなたの心が
軽くなるように・・・言えたらいいな
夕べの余韻ごとあなたへの思いも洗い流すように
熱めのシャワーを頭から浴びた