「相葉ちゃん・・・今なん時?」
「ん?今ね、あぁ~もうすぐ明日になるよ11時50分位かな?」
時間を伝えると天井の一点を見つめたまま
何かを思い出そうとしているのか眉間にしわを寄せている
「どうしたの?何か約束でもしてた?」
「ううん何でもない
・・・・相葉ちゃん、俺は大丈夫だから帰って休んで」
「ダメダメ!俺、明日午後からだから大丈夫、今日はずっとここにいるよ」
・・・・・そう言えば翔ちゃんの姿が見えない
一番に駆けつけてるもんだと思っていたのに
いない・・・・まさか来て無いの?
「リーダー・・・・翔ちゃんにあった?」
「翔ちゃん・・・・?翔・・・ちゃん・・・翔・・・・あれ、なんで・・・」
リーダーの目から
見る見るうちに泪が溢れてポロポロと」こぼれ落ちてきた
それはやがて嗚咽へと変わるほど激しくなっていった
どうしていいのかわからずリーダーの手を握っていることしかできなかった
翔ちゃん・・・なにしてるの?
「うん・・・わかった、ありがと、気を付けて」
相葉さんからの連絡で結局翔さんが来ていないことがわかった
「翔さん・・・来てないって」
「連絡取れないなんて今までなかったのに・・・何かあったか?事務所側と」
「事務所側?どういうこと」
潤くんは・・・一瞬黙ったあと
「実は・・・・」
と、昨日までの事を話してくれた
今日の翔さんの予定は昼過ぎからだったはず
会って話しを聞かないと・・・・・
こっちの仕事が終わり次第翔さんのところへ向かうことにした

何があったのか・・・
また抱え込んでるの?・・・・翔さんの悪い癖だ
俺らにもっと頼っていいんだ
大野さんのことなら、尚更
・・・・連絡くらいしろよ!
何年一緒にいると思ってるんだよ・・・
翔さん・・・・