ニノに・・・・ありがとうを言いに
追いかけた
たぶん・・・一人だとここに来られなかった
多くを語らない人だけど
無理やり聞き出したりしたら余計に
何も言わなくなるから
でもね・・・突然いなくなってしまったら
って常に思っているわけで
その要素十分あり得るわけで
何をしに、どこに?ってつい
聞きたくなってしまう俺って
やっぱりまだまだなんだよね
偉そうにいっしょに生活していく気になっているけど
根本的なところが昔から変わっていない
それをこうして離れてみてからじゃないと気付けない
俄然子供の俺
だけど・・・俺の
こんな俺でも丸ごと受け止めてくれた
そんな智くんがずっと笑っていられる場所に
なりたくて
智くんに嫌わにないように
重たく思われないように
必要以上に張り切りすぎた
等身大の自分でいいんだよね?
そんな俺を選んでくれたんでしょう?
だから・・・東京で待ってるから
大好きな笑顔で帰ってくるの
待ってるよ
ねむってる間にいなくなったら
怒るかな?
でも・・・・
俺、いくよ
あっちで待ってるっから
必ず帰ってきてよね・・・
「・・・・・翔さん、いつまでやってんの!たった一日でしょ!
くそ芝居なんかしないでいいんだよ
早く帰りますよ!ったく世話のかかるおっさんたちだ!」
「・・・俺にとってはなぁ~一日だって長いんだよ!名残惜しん出るところを
くそ芝居だなんて・・・」
ギャーギャー騒がしい声が小さくなっていく
俺は夢を見ていた
翔くんと一緒に撮影した若かったころの
二人の夢・・・
楽しかったころの夢
あの写真のころの俺たちの夢
幸せはすぐそばにあったんだね
翔・・・・
