「遅い・・・・・」
「大丈夫っしょっ、使えるものフルし活用して
ここまで来るって」
随分余裕だな・・・今日の潤くん
・・・・名残惜しいのか、俺?
このまま大野さんを置いて帰るのが?
翔さんにみすみす奪われるのが?
こうして大野さん前にすると思っても見ない
感情が沸き立つ
いまだに・・・・
困ったものだ
「ニノ?そろそろ来るんじゃない?
最後のメールはしてあげないの(笑)」
「しますよ、でも簡単には教えてあげません」
スマホを取り出し
ルームナンバーを入力・・・・
「3104」
これだけでも十分親切でしょ?
本来なら一部屋事探せばいいんですよ
汗水たらして手に入れるべきなんです
「あぁ~~やだやだ・・・バカらしいったら」
スヤスヤ眠る大野さんを残し二人部屋を出た
フロントにこれから来るであろう人の名前を告げて
「ニノって、案外ロマンチスト?」
「案外は余計です」
寒空に男二人片寄せあって思い人に後ろ髪引かれつつ
ホテルを後にした
ヤケ酒したのは言うまでもない
吐くまで飲み明かし
記憶をなくしたくて
飲んだ
しこたま飲んだ
翌日の収録には二人して撃沈・・・
能天気な相葉氏がいてくれて助かった
うるさすぎて二日酔いの頭にガンガン響いては
いたけれど(苦笑)
少し早い誕生日プレゼント
しっかり渡しましたからね・・・翔さん!!
そうだ、酒代も後で請求しようっと・・・
それでも安いくらいだ・・・
フンッ
