最近の翔・・・
忙しそうで二人で過ごす時間もない
遅くったっていいのに明日の仕事に障るからって
声しか俺にくれない・・・・

なんか、そう言うのって・・・やだ。

わがままは言いたくないけど
顔ぐらい見せに来ればいいのに

・・・・見せに来ればいいのに・・・じゃ無い
顔が見たい・・・・会いたい。
素直になれない自分が・・・やだ。



















最近の智くん・・・
何かにつけて松潤との打合せで忙しそう
あれからなんだかグッと二人の距離が
近くなった気がして仕方ない

会えば攻めてしまいそうで
抱きつぶしてしまいそうで
だけど、声だけでも聴きたくて
電話をしてしまうダメな俺・・・らしいっちゃ
らしいんだろうな・・・

素直に俺だけを見てって言えない俺

いつまでも智くんの前では
小さなころの俺のまま
成長したのは身体だけってか・・・

こんな夜は酒飲んで寝る
明日になったら、思い切って会いに行ってみようか?

ドアを開けたら、待っているのは
笑顔か否か・・・

なんだか自身がなくなってる・・・俺













若いころの俺は素直だった
好きなものは好き!そう言えた
翔くんにも毎日言ってた
でも・・・思いが強くなるほど
守りに入る・・・俺を?翔くんを?
世間体・・・それが気になりだした
認めてもらえない関係だって
心のどこかで感じているんだ

純粋に翔くんが好きだって
言えてた頃に戻りたい
そのころの気持ちにもう一度なりたい

会いたいよ・・・






誰にはばかることなく
ただ、智くんを見ていた。
俺のそばにいるのが当たり前で
智くんをただ、感じていたかった
笑い声、すねる声、泣き声、怒る声、・・・甘える声
他の誰にも渡せない
智くんの前では俺は素の人間でしかない
飾れない、飾ることをしなくてもいい唯一の人
そんな居心地のいい場所を
自ら手放すバカはいない

もう一度あの頃の俺にも戻って
智くんを感じてみたい

会いたい・・・








赤と青が交わるその時まで・・・・