sho with satoshi Ⅳ



今日はせっかくのオフ・・・なのに

週に一度のお客さんの日

したがって、外に出かけなくちゃいけない





自分ちなのに、変な言い方だよなぁ~




一月前・・・もと彼女の発案で、週に一度だけの訪問を

3か月続けてみて、智くんの考えをまた聞くということに

なった。

なぜか、彼女は断らなかったんだ・・・


俺への未練ってわけでもなさそうだし、智くんに

興味持っちゃた?なんて、あれこれ心配してる中


ドラマの撮影の疲れが出たのか、智くんの体調がしばらく

良くない時期があった


食が細く、酒の量はかさみ、深夜の録画撮りが立て続けに

続いて、睡眠こそ、そこそことれてはいたが、さすがに


俺の目から見ても顔色がよくないのがわかった


普段あまり濃い目に塗らないファンデもこの時ばかりは

きつめにぬってたっけ・・・


辛口のラーメンを食べても一人汗をかくことなく

たいらげ・・・


彼女に言わせれば、辛いものを食べていて

汗をかかないことなんかあり得ない

と、心配していたのも事実で・・・


いわゆる、栄養管理士殿にお願いしていた通り


食の改善を試みてみたわけで・・・



これが、功を奏したのか、智くんの体調はみるみる

改善していったように思えた



もちろん、俺も智くんに付き合う形で、献立通りに


食べていた。






ある日メークさんに、肌艶がよくなったと


言われた。化粧の乗りがすこぶる良いらしい。



隣でその会話を聞いてた智くんに至っては


自慢げに俺に肌をさらけ出す始末・・・







はいはい・・・言いたいことは、十分わかりますよ


栄養管理は大事ですってね・・・


改めて・・・食事って大事なんだって思ったわけで


俺にその知識があれば、智くんの健康管理だって

十分できるんだが

こればっかりは・・・得手不得手があって

どう転んでも俺には絶対無理って・・・

わかっちゃいるんだが


このままだと、軽く3か月も延長になっちゃいそうで


どうしたもんかと・・・・


「なに?翔さんどうしたの?」


「松潤?」


「そう言えば、あれでしょ?今度のドラマ料理シーン多いヤツ」


含み笑いしながら小馬鹿にしてるのがありあり!


「あぁ、そうだよ。」


「で、どうんな感じなの?」


「どんなって?」


「翔さん、調理場立つとさ、緊張ガチでするじゃない(笑)」


「・・・ん、まぁ~ね」


「超、挙動不審になるじゃん(笑)」


こいつ、なんなんだ?さっきから(怒)


「だから何?」


「俺、教えよっか?」






「へっ?」





あぁ!!!!!

その手があったか!!




「松潤!頼む、教えてくれ!」



「了解!じゃ、詳しいこと後でね!」



意味深な笑いを残して快く?承諾していった







松潤に、違和感を覚えてはいたが、背に腹は変えられぬ!!!







智くんのためだ!???

もとい!ドラマの成功のため、頑張りますか!


てなことで、しばらく二人きりの時間が

オアズケになったことは言うまでもない・・・


智く~ン・・・(泣)