膝で立つ智くんにそっと抱きしめられる

頭の先から降り注ぐ唇・・・・


智くんの鼓動がだんだん速くなっていく・・・


ゆっくりそして確かめるようになぞられる唇に


我慢できなくて・・・・・



智くんを引き寄せ俺の胸に閉じ込める



あなたがしてくれたのと同じように


kissの雨を降らせば


クイッと上目づかいに俺を見上げ

またすぐ視線を落とす・・・・


口元に笑みを浮かべながら、胸に摺り寄せる頬・・・


いじらしい・・・


「・・・何笑ってるの?」



と聞けば


「翔くんの胸の音が・・・」


そう言ってまた微笑む





あなたを俺の右側によせ、そっと頬に触れる


ピクリと首をすくめ俯くあなたの顎を優しくすくいあげ


親指でその唇をなぞる・・・・


薄く開かれた口元からひとつ甘い吐息がもれる・・・




見つめあいからまる視線にあなたが瞳を閉じた







重なり合う二つの思い・・・



熱く、熟れて溶け合うように


深く交わる


離れては求め合い



幾度も思いの深さを確かめ合う



甘い蜜の味・・・・






徐々に高まる感情に理性など追いつくわけもなく





いつしか互いの息遣いしか聞こえなくなっていた







床に散らばった衣たち・・・・


転々と点在し、たどれば寝室へとつながる



静かに微睡むあなたの顔を


穴のあくほど覗き見る


艶やかな姿体とは裏腹なあどけない寝顔・・・・


先ほどまで俺の腕の中でみだれ、慈しんだとは思えないほどの


その寝顔にそっと口づける・・・・



うっすら瞼を開けクスッと笑いまた静かに閉じる




あなたに刻んだ証に指を這わせばピクリと肩を震わす



そんなあなたとともに白い布の波に絡まり余韻に浸る



幾度求めても、求めても・・・・・


足りないくらいあなたが愛しい・・・・


今一度あなたをそっと抱き寄せる



重なる肌の温もりに安堵し


深い寝息を立て始めたあなたにそっと囁く



「智くん・・・あなた最高だよ・・・・」   と・・・・















最高の休日・・・・