自己責任という言葉 | オッサンの呟き

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特にテーマはなく、独り言のように日々思ったことを呟きます。そんな他愛のない話しに付き合ってくれる人がいるかな?

ご無沙汰のブログ記事です。

読んでもらえる人がいるかどうか分かりませんが、正月休みが長いので気まぐれに書く気になりました。今年は週1回くらいの更新を目指したいとは思っていますが。

 

自己責任という言葉がありますよね。私が大嫌いな言葉です。

自己責任と言っても様々なケースがあると思います。自己責任と感じられる割合の多いケース、一概にはそう言えないケース。物事を突き詰めていけば、どんなケースでも幾ばくかの自己責任というものが存在するのではないかと思います。だからこそ騙す側、搾取する側、或いは絶対的有利な立場にいる者にとって、これほど使い勝手が良い言葉は無いのです。

 

例えば、電車の中にサイフが入ったカバンを忘れ、後日カバンは出てきたけどサイフは無かったということがあったとします。多くの場合は『そんな大事な物を忘れてくるのが悪い。自己責任だ』となるような気がします。しかしよく考えてください。それは盗んだ人間ではなく、盗まれた人間が悪いと言ってることになりませんか?

 

また何かのキャンペーンで、『商品を購入して参加すれば必ず景品が付いてきます』というものがあったとします。それが締め切り直前になって景品がもらえる条件が変わったとします。主催者の対応は『突然内容が変わる場合もありますっていうただし書きがありますよね。応募はお客様ご自身で行ったものですよね?』という冷たい対応。たしかに自分で購入し、自分で応募は行ったが、景品の権利を得られなかった責任は全て参加者自身で負うのもなのか?企業としての責任は?

 

自己責任という言葉が色々な場面で使われているのを見かけますが、100%自己責任というものはほとんど無いし、逆に責任の所在を曖昧にする為に都合よく使われていることが多いのではないかと感じます。だから大嫌いな言葉です。自分に向けて言うことはあっても、滅多なことでは人様に向けて言ってはいけない言葉だと思っています。マスコミの報道などでもしばしば自己責任という言葉を見かけますが、私の中では『死ね』とか『バカ』とかと同類の言葉と認識しています。あまりにも簡単に使われているのではないかと思うのです。