氏名、年齢は控える。20年以上も前の出来事で記憶が曖昧。
寝たきり G様 男 【バイタルサイン、清拭、陰洗、更衣、オムツ交換、体位交換、吸引、
経鼻栄養チューブ管理、経管栄養管理、内服管理、仙骨部褥瘡処置、
エアーマット管理】
褥瘡処置(生食洗浄、イソ綿消毒、ユーパスタ、滅菌ガーゼ、滅菌オムツ、テープ固定)
ステージⅣ、大きさ、深さのチェック(当時はDESIGN評価無)
往診時デブリ施行
介護者は奥さんとお嫁さん。自動ベッドだった。初めて褥瘡を拝見して驚いた。なんて痛々しいひどい傷なんだろうと。G様はたしか、入院時に発生。それを在宅で処置をする家族はどんな思いなのか。頭が上がらない。あたしと褥瘡との関わりが始まった日なのだ。
歩行困難 H様 女 【バイタルサイン、清拭、更衣、入浴介助、内服管理】
認知症進行の予防
入浴介助のお手伝い
主な介護者は家政婦さん。H様の機嫌で入浴だったり、清拭だったりした。刺激になると主にコミュニケーション。印象的だったのは、立派なお屋敷とベテランの家政婦さんだった。
寝たきり I様 男 【バイタルサイン、清拭、陰洗、オムツ交換、更衣、体位変換、吸引、
経鼻栄養チューブ管理、経管栄養管理、内服管理、エアーマット管理】
るいそう著明 褥瘡予防
吸引頻回、誤嚥性肺炎予防
介護者は奥さん。I様が人生初の経鼻栄養チューブ交換の患者様だった。奥様は「未来の看護師さんならどうぞ主人で練習をしてね」と快く承諾をしてくれた。先輩看護師が、説明と手技を丁寧に教えてくれた。何回も手技を見学しているのに、実際はうまくいかず、2回目で成功した。吸引もI様が初めてだった。貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
寝たきり J様 女 【バイタルサイン、清拭、更衣、両腸骨褥瘡処置】
褥瘡処置(生食洗浄、イソ綿消毒、カデックス、滅菌ガーゼ)
ステージⅡ、大きさ、深さのチェック(当時はDESIGN評価は無)
介護者は息子。ゴミ屋敷に遭遇。J様は、瓶ビールカゴに、寝ていた。体臭もひどかった。
人生で初めての体験だった。いつもニコニコしているJ様。先ずは、生存確認が1番だったのだろう。食事は食べている様子だった。トイレは歩行困難の為に垂れ流し状態の様子。
徐々にADLが低下して、至るのだろう。もっと早く介入出来ていれば・・・。
たしか、このJ様は、元気な時にご近所付き合いがあったみたいだ。
最近姿が見られないと言うことで民生委員が面談をして発覚した患者様だった。
現代はどうだろうか?ご近所付き合いが乏しくなっている。
高齢者の孤独死は、増えているのだろう。
家族が年金欲しさに、死亡を隠したりと怖い事例もある。
全国民の生存確認が必要なのではないのかな?
出生届けがされていない方の問題もあるけどね。
色々と振り返ったら、将来が不安になってきた。