汗の役割~体温調節機能~

 

○体温調節機能

 

ヒトは運動すると体温があがります。

 

また体を動かさなくても、生命維持に必要な心臓の拍動や呼吸など

 

生理的に行われる活動によっても体温が上昇します。

 

(=基礎代謝:一般成人で、一日に女性で約1,200kcal、男性で約1,500 kcalとされています。)

 

 

 

恒温動物である私たちヒトは、上昇した体温を下げなければなりません。

 

体温と外気温の差による放熱。呼吸や血流による放熱。

 

この放熱でも足りない場合には発汗することにより体温調節を行います。

 

 

 

 

上手く体温調節が行われなければ、熱に弱い体の器官はダメージを受けてしまい、

 

正常に機能することができなくなってしまいます。

 

 

「汗をかくということは大事な脳と体を守るために必要なんですね。」

 

 

 

体温調節を行う汗は体全体のほぼすべてに存在する

 

汗腺のひとつであるエクリン線から分泌されます。

 

 

この汗は約99%が水分で構成されており、

 

皮膚表面で蒸発する際の気化熱を利用して体温を下げます。

 

 

 

100ccの汗には、体重70kgの人の体温を1℃下げる能力があるといわれています。

 

汗の量の記事にも書いていますが、激しい運動を行った時には

 

1時間に1リットル以上の汗をかくこともあります。

 

 

じゃあ、汗っかき君はみんなの5倍くらい汗かいてるから、

 

1時間に5リットル汗かいて50℃も体温下げてるんだねー!

 

温暖化してもへっちゃらだね!

 

 

 

「いやいや…流石にそんなには汗かいてないと思うけど、、」

 

「それに、大量に汗かいてもそんなに涼しくならないし。」

 

 

「汗が全部気化するわけじゃなくて、流れ落ちたち、タオルで拭いたり、

 

実際に気化している汗の量はみんなとそんなにかわらないと思うよ。」

 

 

 

 

本当に気化している量はみんなと同じなのか?

 

皮膚表面にポツポツと汗をかいている場合と、皮膚全体が滝汗になっている場合

 

どっちが早く気化するのか?

 

下の図を見てわかるように、ポツポツとかいている汗の方が表面積が大きく早く気化するよね。

 

↑一般的な汗のかきかた。

 

汗が粒状なので表面積が大きく乾きやすい。

 

 

 

 

↑汗っかきくんの汗のかきかた。

 

汗がまとまった状態で表面積が小さく乾きにくい。

 

 

 

 

「えーーー!頑張って汗かいても、体温下がりにくくなってるだけなん?」

 

ショック。。。

 

 

 

 

たくさん汗をかいた時はタオルなどで拭いて、汗が少し残っている程度にする必要があるみたいだね。

 

 

「汗の成分がアルコールみたいにすぐ気化する液体ならいいのに。。。」

 

⇐それなんかちがう病気やで。