7月末付けで、新卒から8年勤めた会社を辞めた。

 大企業。世間一般的には待遇面は悪くない方だったと思う。

何で辞めるの?次は決まっているの?と会う人会う人に聞かれた。

なぜか?→辞めたかったから。

次は?→未定。そんなの私が知りたい。

上司や同僚、そして夫には納得感があるストーリーを提示しなくてはと思い、不妊治療に専念するためと伝えた。

仕事と治療を両立している人はたくさんいる。やろうと思えばできたと思う。やろうと思わなかっただけ。

会社を辞めたのは辞めたかったから。

これに尽きる。

ああ辞めよう、と半年前に湧き出た意識を振り払えなかった。会社を辞めれば全部上手くいくという妄執にとらわれ勢いに任せて退職の運びとなった。

きれいさっぱり無職となって1か月。

私を支配している感情は、無職の自分でいることに耐えられない、狂いそう、何とかしなくては。

我ながらとんだ茶番だなと思うが、30余年の人生を振り返ると、ふと浮かんだ「こうしなくては 」という妄想に近い考えを行動に移さないと気が済まない性質だった。

端から見たら不合理で無意味かつ滑稽なことでも、自分にとってはやり遂げることが命題である。

再就職活動と不妊治療を並行して進めるというミッションを自分に課すことにした。