今年もまだ半年しか経っていませんが、間違いなく今年度 最高ランクの映画でした。
以前、オスカー・アワードを取り上げたときに書きましたが、ミッキー・ロークが帰ってきました。
全盛期の彼の作品をリアルタイムで観ていた自分にとって、彼が戻ってきたのは号泣ものです。
「ナインハーフ」のせいか、セックス・シンボルのイメージが強いけど、私は「男が惚れる」男だと思う。
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」や「エンジェル・ハート」「ホームボーイ」など、どちらかというとガサツで無骨な「男臭」漂う役が多く、お世辞にも演技派ではなかった。
ただ「死にゆく者への祈り」では、自分の誤爆で幼い命を奪ってしまい、苦しみもがくテロリスト役で繊細な演技を披露してた。
ここから「演技派の仲間入り」かな?と思ったんだが・・・ 作品に恵まれなかったのが残念です。
その後、プロボクサーに転向したり、DVで逮捕されたりと転落人生を歩むことになった。
(全て自業自得だが)
それでも、映画関係の仲間たちによって現場に復帰。初めはチョイ役ばかりだったけど、一流の映画人たちが彼を助けたのは、やはり魅力的な男なんだと思う。
今年2月のオスカーナイト。主演男優賞を獲得したショーン・ペンがスピーチで「ミッキー!カムバック!」と賞賛したときは涙が出ました。
「レスラー」でのミッキーの演技も決してウマいわけじゃない。
でも「自分の居場所」を捜し求める彼と主人公がクロスオーバーし、観終わった後、感無量となりました。
プロレスがテーマだから、痛々しいシーンもあるけど、女性にも観てほしい作品です。
ロクデナシな男の話だけど、信念を貫く、ある意味「ハードボイルド」な内容です。
ミニ・シアターでの上映だから、スクリーンで観れないかもしれませんが、DVDでもいいので是非、観てください。
帰り道、こんなコピーが浮かびました。
「男はこれ(映画)を観て「生き様」を学び、女はこれ(映画)を観て「漢」を学ぶ」