2022年は米国株の史上最高値更新の追い風を受け、日本株も29000円超で始まったロケット相場ではありましたが、その後は上下を何回も繰り返し、年末は今年の底値圏に沈んで終わりました。

今年は、掉尾の一振がありませんでした。

チャート的には底値を少しずつ切り上げているので、悪い形ではありません。

毎年のことですが、この時期、年間の利益が確定し、その現実に投資家も悲喜こもごもです。

1億円の資産を持っている人が100万円の利益を出しても特にすごいとは思わない一方、そこまで資産がない人が100万円の利益を確定したとしても含み損がそれ以上増えていたらそれもまた複雑です。

やはり投資の成果は、総資産がどのくらい増えたかが重要だと考えます。

ということで、自分の資産を前年比で比較してみました。

総資産 -1.2%

前年比マイナスですが、日経平均、NYダウともに-9.4%（なんとすごい偶然）の下落率であったことを考えると影響は軽微でした。

日本株　-0.8%

年末の日銀ショックの影響で時価総額は目減りしましたが、内需系を中心とした銘柄が健闘してくれました。

米国株 -27.1%
円安効果で秋頃までは前年並みを維持していたものの、年末からの急激な円高で一気に目減りしました。また、昨年はテンバガー付近まであったテスラ株が半分以下になってしまったことも影響大です。

貴金属 +19.6 %
世界的なインフレの影響を受け、高値圏で推移しました。

暗号通貨　-46.3%
金余りバブル崩壊の象徴なので仕方ありません。保有比率は総資産の1%未満なので影響はありません。

配当含む確定利益額　-13.5%
日米株ともに配当金は増えましたが、短期売買の回数そのものが激減しました。

今年はTOBが3回（アルテサロン、トライステージ、プレナス）当たりましたが、IPOには一度も当たらず、短期売買の利確幅が小さく、1万円に満たないものがほとんどでした。

数字で見るとマイナスが目立ちますが、実態は思ったほど悪くありません。

おそらく昨年は内需系がズタボロだったのでその巻き返しが大きかったのだと思います。

今年のようなBOX相場は、チャート上では簡単に見えてもリアルの売買では上手に波に乗ることができませんでした。

また上がるだろうと思っても、自分の狙ったポイントでは上がらず、また下がるだろうと思っても、自分の狙ったポイントでは下がらずの繰り返しです。

WOWOWからのクオカード

普通郵便でいいのにわざわざ書留で届きました。

今年最後の優待です。

金利動向に振り回された1年でしたが、暴落と言えるような下げ相場はなく、感覚的には適温相場であったと思います。

すべての検証は終えていませんが、優待銘柄を保有（放置）していた人は資産を大きく増やせたはずです。

他人と比べ、落ち込んだり、自信をなくしている投資家は、投資成果が日経平均などの指標を下回らない限りよしとしましょう。

新しい年に向けて、ご縁のあった方々には幸多かれとお祈りさせていただきます。

年越しそば大福を食べて、新年を迎えます。

2022年総括