2022/01/30 東三方ヶ森 周回コースに行きました。3人(Mち、相棒)
とり急ぎ ​ヤマップ
詳細は酔った後に

このコースは「愛媛県の山」2016年度版に掲載されているコース。
体力的には1.5になっているが2くらいではないかと思う。また2016年当時より登山道の崩落地が複数あり初心者には向かない登山ルートとなっている。
特に冬季は単独行はお勧めできない。なぜなら遺体が見つかりにくいから。
装備は確りと準備して望みたい山になっている。

登山口近くのトイレ ​木地堰堤キャンプ場

主目的は 1.初めての山 2.積雪状況の確認 3.チェーンスパイク、アイゼンの話

出発時刻/高度: 07:12 / 363m   到着時刻/高度: 14:47 / 364m​

 合計時間: 7時間34分             合計距離: 13.76km

 最高点の標高: 1239m           最低点の標高: 363m

 累積標高(上り): 1337m     累積標高(下り): 1324m
 

山行 6時間57分 休憩 38分 合計 7時間35分

0605自宅発→M宅→セブンイレブン→R11→R152→木地バス停(酒樽村跡地手前)スタート地点07:12→0809林道阿歌古谷線終点→0813登山道崩落地トラバース→渡渉→0836登山口(竹林)→0843登山道崩落地→0932P1014m→1012P1202m→1021アイゼン装着→1042P1177m→11:04東三方ヶ森11:33→12:30岩山三角点12:31→13:11東三方ヶ森 登山口13:12→13:53関谷林道 分岐(R152)14:00→14:47ゴール地点(木地バス停)→帰宅


1.十数年前の春に阿歌古谷林道終点から山頂を目指したが山頂手前のP1014mを過ぎた辺りで登山道に大きな蛇が日向ぼっこをしていて相棒が腰を抜かして引き返して以来この山に来た事が無かった。
北南中三方ヶ森制覇し今回やっと東三方のリベンジ山行となった。
ここ数日まとまった降雪はなく雪は殆ど無いと予想していたが思ったより積雪があり、また凍結もあったせいでかなり危険な登降があった。里山でも山はなめるべきでないと再確認した山行となった。
また装備のレベルはパーティーで合わせるのが基本だがこれも怠ってしまった。
チェーンスパイクでは雪質の変化に対応出来ないと実感したしどんな山でもアイゼンの整備も怠るべきでないと再認識した。
急登の多い山でその標高にしては登り応えのある山である。景色は冬なら山頂からしまなみ海道も望める。冬季以外は景色がさほど良くない山でこのルートは紅葉が楽しめるのではないかと思う。次回は紅葉やシャクナゲ開花の時期を選んで来るのも良いかも。

2.急登に貼り付いた雪と氷はその方向の妨げになった。雪は霧氷が降り積もった感じで深くは無いが所々凍っていてアイゼンやチェーンスパイクをはじく事があり慎重に足を置く必要があった。
油断するとスリップし滑落する恐れがある。この山ならピッケルまで準備しないケースが多く滑落すれば止められない。谷は深く切れ込んでおり滑落すれば命を落とすような場所もあった。
冬季はそれなりの装備を準備して望みたい山である(状況によっては石鎚山の一般冬季ルートより厳しいかも)

3.チェーンスパイク、アイゼン
今回 滑り止め装備は チェーンスパイク、6本爪アイゼン、10本前詰め付アイゼンの3種だった。
雪、斜度、等の条件が刻々と変化する状況でのチェーンスパイクの使用はやはり私はお勧めできない。
積雪も殆ど無く比較的フラットな接地面ならチェーンスパイクは効果高いと思われるが急斜面や黒氷の凍結面交じりの状況が変化する登山道ではチェーンスパイクでは安心して歩けない。
6本爪にしても使いこなせる人でないとスリップの危険がある。
前詰め付のアイゼンならその点あらゆるシーンに対応は可能である。ただし爪は確り研いでないと使い物になりませんが。。チェーンスパイクは爪が短く摩耗しても研ぎ代もすくない、またその使い方から爪が摩耗しやすい。チェーンスパイクを使う場合は山道の状況、気象条件等が使うに適している事を完全把握している場合かもしれない。例えば町の凍結路面の滑り止めとして使うとか・・。 
石鎚山でチェーンスパイクから10本爪アイゼンに履き替えている人を見かけた。装備を軽くしたいなら前爪付の12本や10本アイゼンを使いこなした方がよいのでは
つづく





稜線から崩落していた。今日はこんな箇所が複数あるのだろうか。
写真ではよく解らないが距離の長い崩落であった


林道終点まで軽トラでも行けそうにない状況


阿歌古谷林道終点からすぐに登山道が崩れて無くなっていた。
この山は初心者には厳しそうだ


果たして中洲に渡る必要があったのか、なかったのか
目印に導かれ登山口に向かった
竹林の入り口が登山口

竹林を抜けると登山道が無くなっている。崩落したのだ
上部に道標のテープがあったのでザレ場を登る


ここもかなりな急坂


痩せ尾根なので両サイド景色がある


平たい箇所もある 心を休められる


シャクナゲ 他の山のシャクナゲと比較して大木が多かった。


これを越えて行きます


まあまあ過激なルート


ぞっとする急坂を下る。痩せ尾根で両サイドか切れている。落ちるなら南側を選べ
北面は雪と氷で止まらないだろう


気が抜けない。東三方ヶ森からの南東の下りもこれなら大変なのだが


壁のような急登 この急坂は北アルプスより凄いのだ


写真ではよく解らないがかなりの急登


東三方ヶ森山頂からの景色 木が無ければいい景色を堪能できるのだが。
しまなみ海道も見える


左が北側 右が南側


両側切れ落ちている箇所が殆ど。北斜面に落ちれば凍結面でストックでは止める事が出来ない。
今日はピッケルが必用だった


まだアイゼンは外せない


東三方ヶ森を横から見る あのコブをいくつも乗り越えたのだ


石鎚山系 遠望


急な下りだが比較的歩き易い


落石の危険のある急な下り 慎重に歩く気持ちがあっても脚が言う事を聞かない


沢底が暗い 何故だろか



今日も無事下山 合掌​​​​​​​​