"細胞レベルで他人を刺激出来る美しい魂"

キカさんの言葉で思い浮かんだこと。

ルーブル美術館でダ・ビンチのモナリザを初めて見た時。
私は20歳かそこらだったけれど、パワーのある眼力に釘付けになった。

アントワープでルーベンスのキリストの降架を目にした時、心から世界の平和と子供達への愛を想った。

ヴィクトール•フランクルの"夜と霧"に出会ったとき、人間の想像力の無限さに衝撃を受けすぎて暫く本の世界から抜け出せなくなった。

他にも数々あるけれど、きっと私はその時、
"細胞レベルで刺激を確かに受けた"
と感じる。

だから、似たような刺激を受けたとき、作品そのものよりも、"それを生み出した人間"に深い興味を覚えるんだ。



お父さんはどうしてこんなに長いこと帰ってこないの?
どうして家で寝ないの?
と6歳の子供に聞かれたら…

お父さんは好きに生きてるからそれでもういいよ。
お母さんはいつもあなた達と一緒にいるからね。
としか言えなかった。


でも。

6歳の子供だって自分の考えをもっている。

でもそれ間違っていない?
だって家族でしょ。
一緒に過して色んなことを愉しむのが家族だよね。
家族の誰かを失ったときにだけ大事なことに気付くのかな。

何より一番大切なのは心だけど。

って言われた。実際は彼は英語で話していたので多少ニュアンスは変わってくるかも知れない。

子供ではあるけれど、大人よりもストレートに確信を点かれてドキっとする。
でも…
納得することが多く黙ってじっと聞き入ってしまった。

そのあとも好きな食べ物の話になり、
子供がケーキが好きと話しはじめ、普通に会話していたら、
今度はケーキが嫌いと突如の発言。

彼いわく、
love means hate, hate means love

yes means no, no means yes 

everything opposite

だと。

これ、最近の色々な出来事や、自分の中で考えていた中で、なんとなくうっすらと感じていた事。

時々、子供と私の頭の中が同化しているような、
子供を通じて何かからメッセージを受けとっているような不思議な感覚を覚える。

文章にすると怪しさ全開だけど、確かに感じていること。
忘れないように記録していこう。


過去には一番身近に感じていた存在が、宇宙人のように感じる。

何も通じ会えない。理解できない。

分かってもらおうと言葉で説明しようとすると、キョトンとした顔。
本当に言われて初めて、他人の気持ちを知るんだね…

と、いうか私達本当に夫婦だったのかな。
家族なのかな。
怖いくらいの違和感。過去と未来がどこかで断絶されてるみたいな気がしてきた。


先の事は分からないとは言え、まだ夫婦なのに、
もう寝泊まりしていない家の庭でDIYはじめて、他の女と住んでいる所用に棚を悪びれもせず創る無神経。

いつものように諦めてのみこんでしまおうかともおもったけれど、もう失う事も何も怖くないから、言いたいこと素直に伝えた。

私とあなたは違いすぎるからきっとはっきり伝えないと分かってもらえないと思うから言うね。
私達の家、私達家族の庭で不倫女と住む家の家具を創るって、
全く理解できないし、全然良い気はしない。

もう、未練とか大してあるわけじゃないのに、自然と涙が流れた。
最近の傾向として、素直に気持ちを吐き出すと涙がでてくる。

言いたいことは言えた。少しスッキリした。

彼は言われて初めて気がついたらしい。
やっぱりね…
そもそも人の気持ちとか考える能力が備わっていない。
話が噛み合わないわけだ。
女も同じタイプみたいだし、お似合いだから二人で完結してくれたらいいのに。
お願いだから私の子供達を男女のドロドロ、ベタベタした世界に巻き込まないで。
不必要な世界をまだ幼い子供達に見せないで。と思う。

でも違う世界に住んでいる彼らはそんなこと全く考えられずに、自分たちの動物的欲求を満たすのに必死なんだろうな。

私は母として言う事ははっきり言わせてもらう。