東京の水害対策

                   荒川ロックゲート

 

   東京地方を直撃せんかという台風も南方へ逸れ雨ばかりの3日ですみました。

 

   私の若いころは、年に5~6回は台風に襲われそのうち2~3回は上陸したり

   しました。

   そしてその際はゼロメートル地帯の東京墨東地区は水浸し被害が当たり前の

   事でした。

 

   しかしここ何十年と災害対策の河川工事などで行われたためかゼロメートル

   地帯では水害被害は起こっていません。

   その成果を見ながら散策してきました。

 

 

      荒川ロックゲート

  

    荒川と旧中川の合流点にあります。

 

    

 

   つまり東京ゼロメートル地帯の水路と周りの川との海抜差をつけたまま

   墨東地区を囲ってしまったというわけなのです。

 

 

 

 

   荒川側のゲート。

 

 

           中での事故防止の航路標識。

       

 

 

    旧中川側(陸地側)ゲート。

 

 

 

         

 

 

   墨東地区の河川の水位は東京湾の干潮より0.8m~、満潮より2.9m~も

   低く抑えられている計算です。

   ですからロックゲート(水門)は大切な役目をしていることになります。

 

      干潮時には川に隠されている階段が見えるのでしょう。

 

 

 

   現実には今でも海面より低い土地なのですが、ゼロメートル地帯という言葉は

   どういうわけか死語になっています。

 

   もう少し東京の水害対策を見てみましょう。

                                     続く