「歳時記の面白さ」

 

春めいてきました。

東京の桜の開花宣言ももう数日、いや明日かも。

 

この時期になると、暦での歳時記に先人の知恵の素晴らしさを感じます。

自然現象を見事に言い当てています。

 

 

    桃始笑【後述】

  

 

 

 例えば・・・如月(きさらぎ)

これは現在の暦では2月下旬から4月上旬の呼称です。

草木が生え始めるという「生更木」、陽気が発達するという「気更来」からきているという説がある

そうです。

如には従う・赴くという意味があり、草木や虫、動物が春に向かって動き出す様子だそうです。

 

そして更に素晴らしいのが、二十四節気・・・1年を24に分割した暦です。

 立春24日~218日)→

 雨水19日~34日)雪が雨に変わり、雪解けが始まる。→

 啓蟄 けいちつ5日~19日)地中の虫が地中に出てくる。

 

細かくは七十二候・・・

二十四節気のそれぞれをさらに3分割した暦でもっと詳しい現象が表現されています。 

 土脉潤起 どみゃくうるおいおきる219日~23日)雪が雨になり土が潤いぬかるむ。→

 霞始靆 かすみはじめてたなびく24日~28日)→

 草木萌動 そうもくめばえいずる29日~34日)→

 蟄虫啓戸 すごもりむしとをひらく5日~9日)土中の虫が穴から出てくる。→

 桃始笑 ももはじめてさく(10日~14)

 

 

         ねっ、桃、満開でしょう。

       

 

 

漢字の変換に苦労しました。(苦笑)