「往年の名車当てクイズの解答」
先日(2月9日)の名車当てクイズの解答編です。
その前に少し車や車業界のうんちくを。
AのクラウンはRS系1900CC 4気筒エンジン搭載で、日本メーカー最初の高級車で
この写真の物はマイナーチェンジ車か否かは分かりません。
BとDのクラウンはMS系2000CC(超) 6気筒エンジンで“いつかはクラウン”という
コピーで社用車だけでなく富裕層への売り込みも図ったものです。
この当時はトヨタと日産は互角の戦いをしていてセドリックがクラウンの前に立ちはだ
かったりプリンス自動車を傘下にしたのですが下記でも述べますがトヨタの大攻勢が
はじまりその後日産の業績が悪化、ルノー社の軍門に下り現在に至っています。
尚この当時のEのルノーは単なる外国車でした。
解答にも多くありましたがフォルクスワーゲンもこのルノー4CVもリアエンジンという
代わった車でした。
エンジンの力をタイヤへ伝えるプロペラシャフトの出っ張りが室内にないため平という
利点があるのですがトランクが無いという欠点もありました。また前部が空洞なので
小さい車ですと事故の際衝撃が大きいという事です。
またAのクラウンは観音開きというこれまでにない挑戦でした。
女性には後席へお尻から座れるということで好評でしたが、まだ社用、タクシー用と
の需要部分が多く頭から入るには不便のためや半ドアだと開いちゃう危険もあるため
この型で取りやめになりその後どこでも採用していないようです。
現在このクラウンがグレードアップされ復刻されて走っている姿を時たま見かけますね。
それでは答えと皆さんの通信簿拝見です。

正解 フェアリーさん 赤鬼さん おじさんさん marioさん
A クラウン グロリア プレジデント
B クラウン コンテッサ プリンス
C セドリック セドリック グロリア セドリック
D クラウン クラウン クラウン スカイライン クラウン
E ルノー ワーゲン ルノー ワーゲン ワーゲン
F ブルーバード ダットサン カムリ コロナ
15点 70点 0点 30点
この当時1965年には、プレジデントは発売早々でそれほど見かけることはなく
またカムリはまだ開発されていません。
外車では(フォルクス)ワーゲンが我が世を謳歌していたようでしたね。
ブルーバード、別名ダットサンはこのクラスでは一案売れていたのではないでしょうか。
でもコロナがヘッドライトが4灯で1500CCにグレードアップした新型だした頃から
いわゆるBC戦争も終結。
またカローラ、サニーの因縁の対決も税制無視して出した1100CCのカローラが圧倒、
そこで“隣の車が小さく見えます”のキャンペーンで1200CCのサニーが誕生。
でもそれも車のつくりなどでカローラが引き離すようになってきました。
その後クラウンも白という破天荒な塗装色を出したら大人気でトヨタ王国が完成した
のです。

皆さん多くの応募有難うございます。
さすが赤鬼バイクおじさんでした。