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     「めでたい 北斎 
           於・すみだ北斎美術館
 
 
 (1128日訪問)
 著名人旧宅跡探索から最終目的だった北斎美術館の新企画展の観覧記事です。
 因みに当美術館所在地で北斎は誕生しました。
 

      ② ①のパンフの絵は掛け軸になっていました。床の間に飾りたい逸品。
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 布袋様の笛に呼応していななく山上の獣の細かな描写や遠近感が捉えられて
 素晴らしい作品でした。(パンフの裏より)
 
 新春に版画を贈り合う習わしがあったためおめでたい図が多く描かれたそうです。
 
 めでたい題材として・・・
 _年中緑  _成長が早く真っ直ぐ立つ  _春一番に咲く
 _聖天子が出現する時鳳凰が桐にとまる
 福寿草_正月の頃咲く  牡丹_豪華で富貴  桔梗_吉の字がつく
 _対の殻以外とは合わさらない(夫婦和合)
 七福神
 今話題の 大相撲 も五穀豊穣天下泰平を占う神事  四股_土中の邪気を払う
 と招福、開運の意味がありこれらを題材とした絵が多く陳列してありました。
 
 
 常設展での作品は一部除いて撮影可ですので前回掲載しなかった分です。
 
    ③ 何気なく縁起の良い蛤を題材としています。
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    ⑤ 朱描鍾馗図。
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        ⑥ 当館で引いたおみくじ。
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 七福神宝船のめでたい回文(前からも後から読んでも同じの文)
なかきよのとおのねふりのみなめざめなみのりふねのおとのよきかな
 読めましたかな。(後述)
 
 薄暗い館内でボールペンでメモしていましたら係員が簡易鉛筆を持って来てくれました。
 そういうマナーも知らず(汗アセアセアセ・・・)
 
 
 ついでに・・・
 JR錦糸町駅南口に北斎の 神奈川沖浪裏 の作品のレリーフが飾られました。
 
    ⑦ 縦2.4m 横3.5mのかなり大きな物です。
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      ⑧ 立体的になっています。
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 尚回文を漢字で書くと
 長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな
 となります。
 
 私もめでたい絵を沢山観ることが出来て温かな心になりました。