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「昭和の大横綱 大鵬 死去 」
先日(1月19日)大相撲界で数々の栄光を築いてきた 元横綱の大鵬が亡くなりました。
72歳という年齢は私の青春時代とダブりますので、ニュースを聞いてびっくりしました。
今でこそ大相撲にあまり興味ない私ですが、当時はあまり娯楽も無かった面も
ありますが、場所中は5時頃から古くからの星取表を広げてテレビ桟敷にでんと座り
熱中したものです。
当時の私は大鵬ファンでなく北葉山とか佐田の山を応援していましたが、
それが毎場所負けちゃうのですね。
それが悔しくてくやしくて・・・
柏戸との柏鵬時代はもう今では見られない本当の格闘技を見せつけられたものです。
その素晴らしい大鵬にお別れに行ってきました。
① 部屋を譲った大嶽部屋へ。

②

部屋の前に写真が飾られ、記帳の用意もされてありましたので、
傍の若い力士に「ファンでしたので・・・」と声をかけますと 「どうぞ。」とのことで
ご焼香してきました。
ご冥福をお祈りいたします。
大鵬は二所ノ関部屋に入門し、引退後大鵬部屋を創立その後前大嶽親方に部屋を
譲りました。
その名門二所ノ関部屋(下記HP参照)もこの1月に消滅しました。
大嶽部屋から程近いのでそちらにも寄ってみました。
③ もうこの表札も取り払われちゃう。

④

周囲も部屋もひっそりとしていましたが、あのびんつけ油の匂いが漂っていました。
日本人力士の台頭で何とかしてという思いもありますが、この飽食の時代、日本の
若者に外人以上のハングリー精神期待するなんて無理でしょう。
体罰もご法度ですしね。
大相撲で史上最多の優勝32回を誇る横綱・大鵬ら数々の強豪力士を生んだ二所ノ関部屋が、
初場所(13日初日・両国国技館)を最後に閉鎖されることが9日、分かった。
師匠・二所ノ関親方(元関脇・金剛、64)が昨秋から頭部の疾患により長期入院中で、
部屋の運営が難しい状態となっていた。
後継者探しを断念し、角界屈指の名門が消滅に追い込まれた。
同部屋は大鵬のほか、戦前の土俵に君臨した横綱・玉錦、佐賀ノ花と大麒麟の両大関、
後にプロレスラーとして大活躍した関脇・力道山や幕内・天龍らを輩出。
「土俵の鬼」と呼ばれた元横綱の初代・若乃花、横綱・玉の海、大関・琴ケ浜も入門から、
しばらく在籍した。