前の日に 兄から連絡。

兄「ジーちゃん、危ないかも知れない。今、病院向かっている所」

急いで父に連絡。
今すぐでは無いから、今は自宅待機しろ。
何か有ったら連絡するから。
父の落ち着いた声に安心し寝ずに自宅待機。

朝、兄から連絡ありとりあえず落ち着いたと

三男を連れ向かうと伝えると、
寝てないんだから仮眠取ってから行けと言われ、子供たちを送り出して1時間位、横になる。

10時に三男を連れ、実家の方へ途中まで向かっていたが祖父が入院している病院へ軌道修正。

11時に到着し見ると病室にいない。。。。
看護師さんに聞くと、ご家族の方ですか?と確認され孫です。
と伝える。

いつもの病室なら三男は入れたが、こちらは遠慮して欲しいと看護師さんに止められてしまい、、
どうしようかと思っていたら母が病室から出て声を掛けられた。

三男を預け、祖父の顔を見ると目を閉じず一点を見つめたまま荒い息。

黄「ジーちゃん。ジーちゃん・・・ジーちゃん。」

それしか言えなかった。
気のせいかもしれない。少し、目を動かしこちらを見た気がした。
一瞬で、見間違いかもしれない。
でも、少し目が動きこちらをジッと見つめてくれた。

冷たくなって冷え切った手足を祖母と擦り。少しでも寒くないようにと
温めたが、少しも暖まらない。

30分過ぎ、母と交代。

三男におやつを食べさせ、父と話してまた母に預け、病室へ

入って少し、立った時。
看護師さんが、心拍が下がってます。
ご家族の方を呼んでください。

一瞬、何の事か分からず、止まっていると。
徐々に下がってきてしまってるので、今呼べる方は急いで呼んでください。

慌てて、父のもとへ走り伝えると手分けして兄弟へ連絡。
兄に連絡し、妹へ

信じられないまま、病室へ戻ると荒かった息が弱い呼吸へ変わり
心臓が動いてはいたが、すうっと呼吸が止まってしまった。

あっという間だった。

最後に顔が見れて良かった。
幼い頃は、祖母と喧嘩してはテーブルをひっくり返し夕飯をダメにしたりなんてしょっちゅうで、喧嘩の矛先が母に向かうことも良く有った。

母は、私たち兄妹連れて、家を飛び出したり。

良い祖父かと言うとそうでもない。

嫌な思いでも一杯ある。
でも、兄と話をするとどれだけ私たちが可愛がられていたか。

意味もなく孫を軽トラの後ろに乗せ近所一周してたり、屋根に上った私と兄を叱り飛ばしたり。
畑に穴を掘り、そこに水を入れて泥水の上に薄い砂をかけ、近くで見ても分からない落とし穴を作ったら、見事に祖父がハマりこっぴどく怒られたり。
その瞬間を目撃していた父が、爆笑してヤッパリ怒られていたり。

孫を膝に乗せてお酒を飲むのが大好きで、お酒が飲める年になった従兄にビールだと焼酎混ぜたものを飲まるという悪戯してたり。

頑固で怒りっぽくて。話出すと色んな事、教えてくれたり。
おっかなくて、悪戯好きな祖父でした。

大病2回して大変な人生だったと思う。
でも、私が想いだす祖父の顔は何時も笑ってる。

葬式の日、従兄や叔母、親戚。
会うのは、お前の結婚式以来だなぁ~良く、可愛がられていたなぁ~と
声をそろえて言われてしまった。

「うん。」

可愛がられてたよ。
甘えられていたよ。
ありがとう。