娘はもう中学生になるが

いまだに、風呂から出ると、

そのままタオル一枚首からぶら下げて出てくる。

せめてパンツぐらい履いてこいよと思うのだが。

こっちが目のやり場に困ってしまう。

まあ、毛嫌いされてないのは良いことなんだが。

たしか小学5年生くらいまで一緒に風呂入ってたからかなあ

いつも頭洗わされてた。

人の頭洗うのがめんどっちいのと、こっちが恥ずかしくなって、お前一人で入れよって断った。

男できたら変わってくんのかなぁ。
中学校でも、今で言うイケてないグループの方だった。

そして死への衝動はこの頃も付きまとう。

この頃からよく遅刻するようになった。

別にぐれてるとかではなく、夜中ずっとラジオ聞いてて朝起きれないだけだ。

ただ、ラジオから流れてくる音楽にとても刺激された。

アバ、ビージーズ、オリビアニュートンジョン、ビリー・ジョエル、そしてビートルズ。

この頃に一番ハマったのが、ベイシティローラーズだった。

兄が聴き始めたのがきっかけだった。

兄はフォークギターも持っていたので、こっそり借りて練習した。

課題曲はアリスの“チャンピオン“。

ほぼ3コードで弾けるという素晴らしい曲だ。

まだこの頃はビートルズの偉大さなんて分からないし、

ストーンズなんて良さが分からなかった。

先日、綾香とジャズピアニストの上原ひろみのコラボをTVでやっていた。

ギターの早弾きのような上原ひろみのピアノ演奏が圧巻だった。

楽しそうに演奏する姿は、ヴァン・ヘイレンを思い出した。

小学生の頃も、あまり音楽とは無縁だった。

ただ、歌番組をたまに見ていたのは何と無く覚えている。

アグネスチャンとか天地真理とか歌ってた。

相変わらず泣き虫で小心者。

そして死への衝動。

この頃に音楽に目覚めていたら、また違った出会いがあっただろう。

親父がビートルズを聴いていた、なんて話を聞くとうらやましい限りだ。

俺の親父は、尺八吹いていた。

母方の祖母の家に夏休みによく泊まりに行っていた。

藁葺き屋根で、土間にゴエモン風呂があった。

まきを割って、炭でできた巨大な蓮根の塊のようなのを一緒に焼べていた。

祖母は天気の良い日は川で洗濯していた。本当の話だ。

祖母も他界し、その家は市へ提供され、今天然記念物になっている。