まさか、プエルトリコがこんなにも強いなんてって思いました。
何か、私も練習試合でシカゴカブスにサヨナラ負けしたのがすごく気になっていました。
結局、将棋の駒じゃないけど、プレーしているのは選手だけど、プレーヤーは監督なんだなって思わざるをえない結果でした。
内川選手が、8回裏でランナー一、二塁で盗塁ミスしたのも、必死で一塁から二塁を奪おうとした為。なんとかしなきゃって想いが強く、逆に視野が狭くなって二塁の井端選手が三塁への盗塁をやめたのを見逃してしまった結果だと思います。
結果論ですが、セカンドにいた井端から代走をおくらないと成功しなかったんじゃないかって思うんです。否、一塁、二塁どちらも変える位でもいいくらい、うまくいくかどうかという所でした。
だって、プエルトリコのキャッチャーはメジャーでも強肩で有名な選手。
あそこで二塁から三塁に盗塁できるのは、脚の速い選手じゃないも無理じゃないかと。
ランナーがいてピッチャーが投げにくくなるところなのに、キャッチャーがすごい存在感でした。「走ればさす」それは自信に裏付けられていたものなのでしょう。
野村さんが、なんでセ・パの盗塁王を選ばなかったんだ?とテレビで言ってましたが、本当に強いチームと当たるとそれがよくわかりました。強肩キャッチャーのチームなら尚更。日本の良さが見事に潰されました。
あと、決勝で投げる予定のマーくんも、なんで予告したんだ‼と選手の起用を疑う人がいましたが、負けたら後がないなら、調子が上がり出したマーくんもピンチにならないためにも準決勝で投げさせなくちゃいけない。前田投手から能見ではなく、マーくんに投手リレーがいっていたら…2点追加はなかったんじゃないかって。決勝は一日空くんだから、投手リレーは、もっと豪華にやってもよかったですよね。
それにしても、プレーしてるのは選手だけど、本当に大切なのは、指令官。監督の采配だと感じました。
だから、二日前にあったシカゴカブスの練習試合も負けちゃだめだったんですよ。監督の采配力を高めるためには‼
ピッチャーの出来を為して、前日のジャイアンツ戦では8人の投手を毎回変える采配どころの話ではなかったですし。
撃たれた能見も前田もメジャーとの練習試合で登板してないんですよ。
メジャーの洗礼を浴びていないんです。
それにしても最後リリーフで出てき山口は、素晴らしかった。
山口は、前のWBCにも出てますが、それまでの試合の出来が悪かったのですが、でも今回の抑えは素晴らしかった。前田の後でもっと長く投げてくれていたら、勝ってたかもしれないですよ。
投手って投げさせてみないとその時の調子がわからないんだなと思いました。
勝ちに不思議の勝ちあり、
負けに不思議の負けなし
~野村克也~
この言葉は、前にも紹介してましたが、選手が勉強になったって言ってるようでは残念。
勝っていたら、あそこでああすればという部分ってないんですが、負けると小さなミスを幾つもしてるって気づかざるを得ないものなのだということを教えてくれている素晴らしい言葉なんですよね。
解説していた桑田真澄さんも言葉にならないほど悔しがっていたのが凄く印象に残っています。
次は、桑田真澄JAPAN、野村JAPANでお願いします。
お疲れ様でした。