誤認の一般的な原因として一般的なのが、
もともと予想していた内容を維持したいがために、
不測の事態を無理やり正常と見なそうとする衝動だ。
そして、その背後には、
予想を裏付ける事実ばかりを求め、
逆の事実を避けたがる、
もっと大きな衝動がある。
こうした傾向が存在すると、
問題が多発し拡大しつつあることを示す情報が
大量に無視されることになる。
予想の裏付けばかりを求め、
反対事実から目をそらしたがる衝動に
打ち勝つために、
航空母艦のクルーたちは
マインドを追求しながら
予想を更新する努力を怠らない。
こうした更新は、
失敗、
単純化、
オペレーション、
復旧能力、
専門知識に着目するプロセスによって促進される。
信頼性を表面化はしていないが
流動的な状態と捉えるならば
更新することには意味がある。
安全且つ信頼に足るパフォーマンスを生む相互調整を継続的に促すからだ。
不確実性のマネジメント/カール・E・ワイク(著) P.68、69より一部抜粋
ハートフルフィーリングマイラブ☆251☆
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ある意味で、楽観的に予想することがイイ方向に向くのはこの原理があると思いました。そう予想することでそれを裏付ける情報ばかりを求める衝動があるということなんですね。これは理由もしっかりしていて、とても分かりやすい!!どうせするなら、楽観的にというのはいいのかもしれませんが、ただし、『安全』を求めるのなら、固定観念に呑み込まれないように入ってくる情報に対して、ココロをニュートラルの状態でいつでもその状況に応じた行動がとれるようにできることの大切さを考えさせてくれる言葉だと思いました。