急激で強いものは情動、
そうでないものは感情、
といった感じた。
感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ / アントニオ・ダマシオ (著)より訳者まえがき P.4より一部抜粋
ハートフルフィーリングマイラブ☆番外編☆
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『感情』と『情動』は同じものであると捉えられがちだが、異なる性質を持っているということを説明している言葉。その後の文章で、これだけでは説明は不十分だ、といった言葉を残すことで、本文への期待を持たせているように感じました。
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有機体にとってもっとも重要なことは
命(生ける身体)の維持である。
そしてその命の維持のために進化が生み出したのが
様々な種類の「ホメオスタシス調節」だが、
ダマシオは、ホメオスタシス調節のうち
進化的にもっとも高い(新しい)レベルのものが感情であり、
そのすぐ下のレベルにあるのが情動であると考えている。
感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ / アントニオ・ダマシオ (著)より 訳者まえがき P.6より一部抜粋
ハートフルフィーリングマイラブ☆番外編☆
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『感情』というものが、命を維持するのにとても高いレベルものなんだという意識がなかっただけに、『感情』に対する重要さが伺える言葉。
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感情は
情動に付け加えられた単なる装飾ではない。
もとのも自由、捨てるのも自由、
といったものでもない。
感情は有機体全体の命の状態の<顕れ>と見ることができるし、
また実際しばしばそうである。
命は綱渡り的活動であって、
ほとんどの感情はバランスをとるための努力
一一一絶妙な調整と修正の観念一一一
の表出である。
人はあまりにもミスが多いから、
それなしには全活動が崩壊する。
もしわれわれ人間という存在の中に
卑小さと偉大さを同時にあらわすものが
あるとすれば、
感情こそそれである。
感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ / アントニオ・ダマシオ (著) P.24、25より一部抜粋
ハートフルフィーリングマイラブ☆249☆
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『感情とは?』なんて考えたことなかった。でもいつも感情とは一緒。むしろ、理性を邪魔する、自分の思った通りに動いてくれないものということで、自分の中ではとても嫌っていた。でも、きっと本当の自分がそこに隠れていたのかもしれない。『この感情はキミのものだよ』って教えてくれていたのかもしれない。一部で自分の感情と向き合うことを許せずに避けてきた部分のある自分にとって、この本が自分の感情を知るきっかけになったらいいなと思いました。
もしかして、僕が気にいってタイトルに使っている『フィーリング』と著者が伝えようとしている『感情』とは同じものだと思ってもいいのかもしれません。僕がなぜこんなにも『フィーリング』にこだわっているのか、まだ読み始めたばかりですが、沢山の驚きや新しい視点をくれることを期待せずにはいられません。