ジュラシックワールド 炎の王国
(英タイトル:JURASSIC WORLD FALLEN KINGDOM)
2018年公開
ジュラシックパークシリーズの第5作
ジュラシックパークシリーズは、個人的には、さほど期待している作品ではなかった。
ただ数ある恐竜系の映画作品の中では世界が認めるSF超大作であり、
個人的にもワクワクしてしまう作品、観るしかないと鑑賞してきました。
結論から言うと、映画としてまとまりはあるけど全体的にあっさりしすぎていて
インパクトに欠ける作品だったかなと思います。
大きく分けて残念だったポイントが以下三点
1.主役恐竜がイマイチインパクトに欠ける
2.恐竜のカッコイイシーンが少ない
3.序盤の盛り上がりに比べラストがバトルシーンはインパクトに欠ける
まず1つめの、『主役恐竜がいまいちインパクトに欠ける』、
まだ比較的記憶に新しい、ジュラシックパーク3。
ここでジュラシックパーク・ロストワールドの主役の座を努めた
ティラノサウルスにかわり新しくより大きくより凶暴な恐竜としてと
「スピノサウルス・エジプティアクス」が登場した。
作品の内容の出来はともかく、今まで絶対的捕食者であり
恐竜の王の座を我がものとしてきたティラノサウルスがあっさり負けてしまうほど
デカくて強い、そして水陸両用となんだかかっこいと刷り込まれなかった人は
そう少なくないはずだ。
つまり主役交代がきれいに尚且スムーズに行われた作品だったと言えるはずだ。
だがしかし、今作炎の王国では、一体主役はどの恐竜なのか?
そう、新種の恐竜X(ここでは一応名前を伏せておく)
インドミナス・レックスの骨を採取し、そのDNAから改良された戦闘兵器。
この設定の時点でありきたりすぎる。
もう一頭がブルー(ヴェロキラプトル)、確かにヴェロキラプトルは
ジュラシックパークになくてはならない恐竜である。
ただ主役を張るには、小さくすぎる。
一応ティラノサウルスも出てくるけどモブ恐竜扱い。
例えるならば、キングギドラをミニラと人間で倒す映画になってしまっている。どうだろう?
は?主役はどの恐竜?と皆が思うはずだ。
まさにその現象が僕の中では起きました。
そして2つめに、「恐竜のカッコイイシーンが少ない」
個人的に、恐竜を使いゴジラを彷彿とさせるシーンや、
序盤のティラノサウルスの登場シーンなどと
やはり好きなはあるが、主役恐竜たちは皆無。
ヴェロキラプトルは数頭いて成り立つもの、自然界においても。
それを1頭でどうにかしようだなんておこがましすぎる。
最後に、3つめ「序盤の盛り上がりに比べラストがバトルシーンはインパクトに欠ける」
火山の噴火からの恐竜たちの爆走シーンに比べ、ラストはほぼロストワールド。
前作ジュラシックワールドでも感じたが、シリーズをコメディ化したいのだろうか?
前作で言うならば、インドミナス・レックスとラプトルが会話するシーンなんて
嘘だろ?と個人的には感じたものだ。
今回も、バトルシーンも恐竜たちの行動もインパクトが過去作以下だった。
ちなみに余談だが、ジュラシックワールドはプロモーションが下手すぎだろと
個人的には思っていました。
秘密の恐竜Xのくせに、映画上映前に玩具屋でインドミナス・レックスが売られていた。
嘘でしょ???とネタバレするの?そこ?とがっかりした記憶がありました。
今回、かなりキツイ批評になったかもしれないけれど、ジュラシックパークのラストでレクシーの雄叫びとともに垂れ幕とテーマパークが流れたあのなんとも言えない感動を超えることができてないことがいちばんの痛手であると感じています。
それでも恐竜映画はワクワクドキドキするものであり、インディージョーンズしかりジュラシックパークシリーズしかり冒険物は手に汗握り、少年心をくすぐられるに間違いないはず!
やっぱり映画って最高ダっ!(あるDJさんのパクリw)
それではあでゅー
