■ なぜC型肝炎にかかるのでしょう?

★心当たりがあってもなくてもC型肝炎検査を (2)





 検査は、大きく分けて 1 血液検査 と 2 超音波検査の二つに分かれます。

 さらに1の血液検査には、(a)GOT・GPT検査(AST・ALT いわゆる肝機能検査)、(b)ウィルスの量と型の検査(抗体検査)、(c)血小板数検査、(d)腫瘍マーカー検査――の4つに分かれます。

 まず、(a)のGOT・GPTの検査です。

血液検査02.gif

 GOTはグルタミン酸オキシロ酢酸トランスアミラーゼという長ったらしい名前の酵素(タンパク質)の略称です。一方のGPTはグルタミン酸ピルビン酸トランスアミラーゼの略です。いずれも肝細胞の中にあってアミノ酸の代謝にかかわる酵素ですが、肝臓の細胞が壊れるとこの二つが血液中にたくさん出てきます。血液1ミリリットル中の量によって、肝臓の傷つきかたの度合がわかるわけです。

 正常値(基準値)は、GOTもGPTも「40IU以下」とされています。IUというのは国際単位の一つの呼称ですが、実は国際単位と言っても世界的に統一されているわけではありません。つまり測定に用いる機器や試薬の種類、検査法の違いなどによって国際単位の呼称が違ってきます。これはもう医師の世界の話ですから、気になさることはありません。

血液検査03.jpg

 またGOT・GPTは肝臓だけに存在する酵素ではなく、筋肉組織の中にもありますので、筋肉の疾患や心筋梗塞でも数値が上がります。だいたい健康な人でも体組織の細胞が新陳代謝をするとき、死滅した細胞と一しょに血液中に排出されますから、問題はやはり量ということになりますね。また急性肝炎の場合は数値が急激に上昇しますし、慢性化すると逆に数値は下がってきます。

 ちなみに最近ではGOTをAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、GPTをALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)と呼ぶことが多くなっています。国際的にはAST、ALTの呼称のほうが一般的です。



ステビア+メカブフコイダン+アガリクスガイアEX


厳選ステビア草を3年以上熟成発酵ステビアヴィンテージ


植物性ステビア乳酸菌エス・エフ・エックス