★ステビアとは何か――天然植物由来の生薬(3)


 ところが甘味料としての葉ではなく、これまでは無用の長物として捨てられていた茎にすばらしい抗酸化活性があることが、実験で判明したのです。前述のように、パラグアイの先住民グァラニ族の間で、プレ・インカ文明の時代から「聖なる草」として珍重されていた事実に着目したのがきっかけでした。

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 そしてついに東北大学での実験では、その強い抗酸化活性で悪玉活性酸素を退治することが証明されたのです。

 東洋医療の特徴の一つが、生薬療法です。生薬療法とはつまり、植物の葉、茎、根、果皮、木皮などを乾燥したり細かく切って煎じて飲むやり方です。あくまでも天然にこだわっているところがミソです。 つまり、「草木を薬にする」ということです。

 では、なぜ天然の植物が体にいいのでしょう? その秘密は「光合成」と「葉緑素」(クロロフィル)にありました。

 植物は、太陽のエネルギーを利用した光合成という作業を通して、吸収した炭酸ガスと水分から糖類などの有機化合物を合成します。このとき必要なのが葉緑素(クロロフィル)です。

 原理的には、緑色植物が根から吸った水と、葉が空気中から吸った炭酸ガス(二酸化炭素)を原料に、葉緑素が太陽エネルギーを「糖」という化学エネルギーに変えるわけです。

 緑色植物が光合成によって、有機物の形にして獲得した糖エネルギーは、その一部を生産者である植物自体が、自らの命を守るために使います。

 一方、クロロフィルを持たないものは光合成ができませんので、他のものからエネルギーをとらなければなりません。これが動物です。そのため動物は植物や植物を食べた動物を食べてやっと生命をつなぎます。

 植物(私たちの食べ物でいえば野菜)は満腹感が少なく、肉を食べたときのような瞬発力が出ないために、多くの人が野菜に対してなんとなく体の潤滑油的な調整機能だけの役割をイメージしてしまいがちです。

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 ところがゾウやサイといった大型動物は、あの巨体を草食によって維持しています。たとえばゾウのあの巨大な体を支える骨格や立派な象牙。あれを維持するカルシウムを、彼らは草だけからとっているのです。太陽エネルギーをたっぷり吸い込んだ植物の力は大変なものです。



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