★ステビアとは何か――天然植物由来の生薬(2)
このステビア草が世界に紹介されたのは1888年のこと。パラグアイに住む自然科学者、モイセス・サンティアゴ・ベルトーニが、グァラニ族にだけ伝わるこの「神秘の甘い葉」のことを聞きつけ、アマンバイの深い森の中に分け入って調査を始めたのです。
しかし、その採取は簡単ではありませんでした。というのも、周辺から採取した154種のステビア属の草のうち、その葉に甘味を持つものはたった一種類だけ。前述のように、南緯22度~24度付近のアマンバイの森とマラカジュの森にしかありませんでした。それも丈の高いカヤツリグサ科の草に取り囲まれるように植生し、とても発見しにくかったというのです。
第一発見者のベルトーニは初めこれをフジバカマの一種と誤認したのですが、のち、キク科ステビア属の草として認定され、学名を「ステビオ・レバウディアナ」、英名で「ステビア」として定着したのです。
日本名では当初、「甘ステビア」と呼ばれたこともあります。そして関係者はこれを、漢方薬の「甘草」に対して「甘菊」と表現したり、または「免疫草」と呼んでその効力に驚いたわけです。
ステビア草ははじめ、天然の甘味料として日本にお目見得しました。昭和46年が輸入第一号ですから、日本での歴史はまだ30年ほどです。(※現在では42年)
農林省がパラグアイから種子や苗木を入手したのが端緒となり、以来、成分やその作用などの研究が行われるようになりました。当時、サッカリンやチクロなどの人工甘味料の発ガン性が問題となっていて、これに代わる安全で副作用のない天然甘味料として期待され、導入されたのです。
その後、甘味料として清涼飲料水、菓子類、漬物類、健康食品、医療品などに用いられ、「ノンシュガー」「シュガーレス」「ステビア入り」などの表示で各方面で使われています。ステビア入りの砂糖も市販されていて、一般にかなり知られるようになりました。
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厳選ステビア草を3年以上熟成発酵ステビアヴィンテージ
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このステビア草が世界に紹介されたのは1888年のこと。パラグアイに住む自然科学者、モイセス・サンティアゴ・ベルトーニが、グァラニ族にだけ伝わるこの「神秘の甘い葉」のことを聞きつけ、アマンバイの深い森の中に分け入って調査を始めたのです。
しかし、その採取は簡単ではありませんでした。というのも、周辺から採取した154種のステビア属の草のうち、その葉に甘味を持つものはたった一種類だけ。前述のように、南緯22度~24度付近のアマンバイの森とマラカジュの森にしかありませんでした。それも丈の高いカヤツリグサ科の草に取り囲まれるように植生し、とても発見しにくかったというのです。
第一発見者のベルトーニは初めこれをフジバカマの一種と誤認したのですが、のち、キク科ステビア属の草として認定され、学名を「ステビオ・レバウディアナ」、英名で「ステビア」として定着したのです。
日本名では当初、「甘ステビア」と呼ばれたこともあります。そして関係者はこれを、漢方薬の「甘草」に対して「甘菊」と表現したり、または「免疫草」と呼んでその効力に驚いたわけです。
ステビア草ははじめ、天然の甘味料として日本にお目見得しました。昭和46年が輸入第一号ですから、日本での歴史はまだ30年ほどです。(※現在では42年)
農林省がパラグアイから種子や苗木を入手したのが端緒となり、以来、成分やその作用などの研究が行われるようになりました。当時、サッカリンやチクロなどの人工甘味料の発ガン性が問題となっていて、これに代わる安全で副作用のない天然甘味料として期待され、導入されたのです。
その後、甘味料として清涼飲料水、菓子類、漬物類、健康食品、医療品などに用いられ、「ノンシュガー」「シュガーレス」「ステビア入り」などの表示で各方面で使われています。ステビア入りの砂糖も市販されていて、一般にかなり知られるようになりました。
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