★「ピンピンコロリ」なら植物食のすすめ(2)


 江戸時代の神道学者・安藤昌益は、その著書『自然真営道』の中でこう言っています。
 『鳥・獣・虫・魚の四類は、大きいものが小さいものを順次食らい、互いに食らい食らわれる関係にある。つまり、四類は四類の食物であるから、人の食物ではないということである。だから、これを食らうことを差しとめる。自然によって人に用意された食物は、穀物と野菜の類である』


 「神の道に則した正しい食とは、穀物、野菜、海藻の類を中心とした食生活である」――ということなのでしょうが、現実の食生活はそうも言ってられません。肉も牛乳も卵もそれなりに必要です。要はバランスの問題です。

 ちなみに私が私淑する漢方医の織田啓成先生は、「牛・豚・鶏の獣肉一、魚介類二、野菜と果物二、そして穀類五の配分がベスト」――とおっしゃっています。



 朝は軽い糖質、昼は脂質、夜はタンパク質中心。これにビタミンやミネラルなどの微量栄養素をまんべんなく……。
これを具体的に献立にしていただくと、朝はご飯またはパンに味噌汁、生の緑黄色野菜か野菜ジュース。昼はご飯や麺類に天ぷら、脂身の多い肉類、緑黄色野菜。夜はご飯類に豆腐や魚介類、そして緑黄色野菜……。
 これにデザートとして午前中は梅干しとお茶、またはレモンティー、昼間は大福やケーキなどの甘いもの、そして夜は海藻類を添える……。このくらいはガマンしどころでしょう。

 ただ、「人間は植物由来の衣服を身にまとい、植物由来の食物を摂り、植物由来の住宅(木造)に住む」という「三植主義」には大賛成です。

 お茶の水クリニックの森下敬一院長と言えば、自然医学の権威ですが、その森下先生はかつて、グルジアの長寿郷で食生活の調査をなさったそうです。その結果はこうです。

『1 未精白の雑穀(米・麦・粟・黍(きび)・トウモロコシなど)を主食としている。
 2 副食としては、化学農法によらない野菜(野草・海藻を含む)を摂っている。間食としては、木の実・果物を摂り、甘い菓子類は食べない。
 3 他の副食として、小魚介類なら摂っているかもしれない。
 4 肉食はほとんどしない。もし多少なりとも肉食をしていたら、腸内の腐敗防止用の食物を補足的に摂っている。
 5 比較的少食である。
 6 酒・煙草などは、1~5の条件が満たされていれば害にはならないので、適当にたしなんでいるであろう』(自然医学2002.10)

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 ――これが長寿の秘密だったのです。




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