ステビア濃縮エキス誕生秘話(その6)

ステビア濃縮エキス健康ドリンク「ヘルシーポケット」が発売されることとなりました。1990(平成2)年のことです。

安全性が確認されれば飲料としての販売は許可されるわけですが、
ステビア・エキスを飲んで、皆さんが体験したことが、
どうして起きたのか? 
そのメカニズムの解明が期待されてくるわけです。

「どこかにステビア・エキスの効用を実験で証明してくれる
病院・研究機関はないものか?」と、
佐藤氏のステビア・エキスをかついでの行脚が始まりました。

もちろん、これは簡単なことではありません。しかるべき紹介状を持って、病院、研究機関を訪問しても、ケンもホロロに断られ続けました。

そんなあるとき、知人を通じてのご縁がきっかけで、
北里大学の佐藤実教授と佐藤氏の親交が始まります。
その後、佐藤実氏は、
国立大学の東北大学農学部の教授に転身されます。

そして、1993年、東北大学農学部水産学研究室はステビア・エキスの抗酸化力についての実験に着手するのです。


東北大では、ニジマスを用いた実験でテビア濃縮エキスには茶(カテキン類を含む)の5倍もの強い抗酸化活性があることが、
まず、確認されました。
佐藤教授は、ステビア・エキスに大いなる可能性を感じて、
その後も研究を続け、
また東北大学の他の教室にも声をかけていただき、
ステビア・エキスの研究がさらに広まっていきました。

国公立大学との共同研究(学会発表されたもの その1)
1994年3月 第88回日本畜産学会
ステビアのルーメン内細菌に及ぼす影響について→東北大農学部動物微生物学研究室発表 
1994年10月 平成6年度日本水産学会
ニオイセンサーによる魚油酸化度判定法の開発と天然物質の魚油に対する抗酸化効果測定への適用→東北大農学部水産化学研究室発表
1997年4月 平成9年度日本水産学会
ステビア抽出物の抗酸化性に関する研究、抽出物の分画とその抗酸化性について→東北大農学部水産化学研究室発表
(続く)