やりたいこと
STPには長い間大切にされているコンセプトがある。『一歩を踏み出そう』私はこのコンセプトがとても好きだ。誰もがたくさんのことに挑戦できるわけじゃない誰もが飛び込める世界があるわけじゃない私は大学生になるまでずっとそう思っていた。周りと違うことはしない。マネをしろ先をゆくな、後を追え今思い返しても、大学入学までそんな18年間を過ごしていたと思う俺がやりたいことはなんなのか高校の時、大学を決める進路希望調査でもオープンキャンパスで見た建築模型がかっこよかったからという理由だけで進路を決めた案の定、そこそこの成績で落単しないように授業を受けるだけだって、そんなにやりたいことでもないから。やるべきことじゃなくてやりたいことを見つけたかった。大学生になって、建築学科だからという理由で建築ボランティアサークルに入ったボランティアなんてしたこともないし、正直先輩や友達作りが目的でしかなかった。サークルのイベントや飲み会にはよく参加して、遊んでばかりの日々だった1年夏にボランティアの募集があった。費用は5万。あまり行こうと思わなかった。5万円で何ができる。1200円の映画を41回見れる3000円の食べ放題に16回行ける10000円の服を5着も買える他にできることが多すぎる金額だった。このどれよりもボランティアは後回しだと思った。結局、なんやかんや参加してボランティアの魅力を見つけて帰ってきた。『やってみなきゃわからない』1年夏の学びはこれだった。何よりも優先度の低かったボランティアから学んだことは『知ることの面白さ』だった知らなかった苦労があって、知らなかった魅力が現地にはあった。帰ってきて私にはやりたいことがあった。『第二の自分をつくる』誰しもが持つボランティアへの抵抗を壊す現地で感じた衝撃とリアルを伝えたいそんな理由でStep to Peaceに入った。STP2020での1年半は苦難の連続だった。ボランティアの企画は次々と中止を余儀なくされ、私がやりたいことがどうしたらできるのかわからなかった。ただ、そんな厳しい時間の中にも多くの挑戦があったと思う。出来ない事だらけの環境の中で今できることは何か考え、オンラインイベントを実施したり海外に行けなくても、ボランティアの魅力を発信しようと国内ボランティアを企画したりSTP史上初の挑戦をたくさんしてきた。何をするにも初めてで、その都度みんなで頭を抱え夜遅くまで話し合いをした。元気がなさそうにしていると、声をかけてくれるメンバーがいた。私にとってSTP2020のみんなと過ごした時間はとても大切で、少し悔しい2021年3月 STP2020は1年半の任期を終えた。6人がSTP2021へと残り、新たな仲間たちとともに2021年5月 STP2021が始動した。なんとしてもボランティア活動を実施したいという想いだった。コロナ対策を徹底し、9月念願の派遣を実施することができた。佐渡島での活動はとても充実していた。やっとのこと形にした国内ボランティアは感動の一言であった。佐渡の景色、農家の方のお話、宿舎での出来事全てがいつもと違って、気になることだらけだった。私が4日間通して感動し続けていたのはボランティアができたという事実である。2回目のボランティアがまさか2年後になるとは1年生の私は思ってもいなかった。心のどこかでSTP2020のみんなの想いを背負って派遣に行ったような気持ちもあり、後悔を残さぬよう全力で取り組んだ。派遣を終え、今思うことがある。「私は誰かの一歩を後押しできたのだろうか」答えは11月末の引退の時まで出さないでおくSTPも残り約2か月悔いのないよう走り切りたい日本大学3年 Step to Peace 2020.2021 代表山﨑澄真