無条件で子どもを信じる  〜親離れより先に子離れを〜 | 音楽を活用して幸せな園づくりをサポート 【幼稚園・保育園音楽指導サポートStep】

    こんにちは。音楽を活用して

    幸せな園づくりをサポートするStepの山本です。

     

    前回はNHKの番組で子どもが言う事を聞かないという

    お母さんの悩みが解決されたお話をました。


    この番組で普段の様子を

    カメラで撮影されていたのですが、

    お母さんがこの男の子にあれこれ口を出す前は

    男の子は自分の部屋で一人で

    しっかり集中して宿題に取り組んでいました。

     

    ところがお母さんが入ってきて

    あれこれ口を出し始めると

    一気に男の子の集中力が切れ

    親子でゴタゴタとして会話が始まってしまい

    宿題は終わらないまま

    男の子の集中力もモチベーションも下がり...

    という状況になっていました。

     

    親のその場その場の感情

    「宿題、まだやってるの?」

    「連絡帳を見せて」

    「連絡プリントは無かったの?」

    「机の上を片付けなさい」

    と一気に伝えてしまうと

     

    聞き手の子どもは理解する以前

    「またお母さんが怒っている」

    「今、宿題やっているのに」

    「お母さんは僕の事を

        ダメな子と思っているんだ」

    などの感情が先に立ち

    その感情でそこから先の情報はブロックされ

    言われた事全てが頭の中に入りません


    まず、やる気が無くなり気持ちも向かないので

    行動する気にもなれません。

     

    こういったコミニュケ―ションを日々、継続していると

    習慣化してしまい

    何もしていないのにもう顔を見ただけで

     

    「またきっとあんな風になる(言ってくる)   

     に決まっている」

     

    とお互いが思ってしまいます。


    こうなってくると

    本当はお互いが

    一番大切で大好きな存在だけに

    そうでない人との関係から比べると

    満たされない気持ちや寂しさ

    何倍も大きなものになってしまいますね。

     


    多くの親は我が子に対し

    「自分以上に幸せになって欲しい」

    「自分が経験した苦労はしないで欲しい」

    と思っていて

    これは誰よりも我が子を愛しているからこそ

     


    これは

    「きっとこの子も私のように苦労するかもしれない」

    という親としての不安な思い込み

    強い状態とも言えます。

     

    また高学歴で優秀な評価を受けてきた親

    「そんな風にしていたら、

        私(父親)のようにはなれない」

    という不安から先回り

    ついつい子どもに

    口や手を出してしまう場合もあるでしょう。

     


    これらの事は全て親が自分の思い込みの中

    妄想に向かって暴走(?)している状態で

    一人の人格者としての我が子を信じていない

    状態ですよね・・・。

     


    同時に口出し・手出しをしている親は

    思いは強いだけに

    「自分はダメな親だなぁ」

    自己嫌悪に陥っている場合が多いとも

    言われています。

     

    いつまでも自分自身のこういった

    思いを抱えたまま子育てをするのは

    辛い事ですし

    一番良くないのは、

    その思いが子どもにも影響してしまう事です。


    もし、このの状態で子育てをしていくのは

    辛い・・・

    何かを変えたい・・・

    と思っている方に向けて

    ここで提案をしたいと思います。

     

    今までぴったりくっついて走りながら

    後ろから支えていた子どもの自転車

    ここで勇気を持って手放してみませんか・・・?

     

    心の底から

     

    「無条件」

     

    子どもの力を信じるのです

     

    一瞬「ダメかも・・・」と思う時があっても

    親として

     

    「我が子を信じきる」

     

    腹を決めるのです

     

    不安がある時こそ

    「あの子なら大丈夫!」

    と自分に何度も何度も言い聞かせて

    子どもに余計な口出し・手出しをしない。

    とにかく堪えて我慢する

    そして結果を急がない

     

    子どももこれまで親に支えられながら

    走って来たので

    慣れない内は転んでケガをする事もあるでしょう。

     

    その転んだところから

    自分の力で起き上がり

    またペダルを漕ぎ前に進む・・・。

     

    また転んでは自分の力で進む・・・


    これを繰り返している内に

    子どもは自分自身で

    「自立」

    して、年齢に合わせながら

    「自律」する事も

    出来るようになってきます。


    子どもは親が思う以上

    知恵があり、考える力を持っています。

     

    そしてこれまで言葉にせずとも

    色んな事を見て感じて来ています

    ただそれを発揮する場が無かっただけなのです

     

    もちろん親は子どもに対して

    「大丈夫!出来るよ!」

    「信じているよ」

    いつも見守り応援している事は

    伝え続けます。

     


    親が過干渉

    ついつい口や手出だしをし先回りすると

    「転ぶ経験」

    「自分の力で立ち上がる」

    という折角のチャンス

    親が奪ってしまう事になるのです。


    「成長して欲しい」と願いながらも

    不本意ながら

    その成長のチャンス

    摘み取ってしまっているのですね・・・。

     

    伝えたいのに黙って見守る事

    最初は辛い事ですし、

    相当な忍耐力が必要です。

     

    我が子もいずれは巣立つのですから

    早い時期から黙って見守り

    自分自身の失敗も成功も糧にし

    自分の力で前に進む経験を積んだ方が

    結果的には親子共々

    幸せな人生になるのではないでしょうか・・・?

     

    目の前の小さな出来事に一喜一憂せず

    親が大きく構える事が出来れば

    きっと子どもは

    親の想像を遥かに飛び越えて

    大きく成長するでしょう。


    子どもは無限の可能性を持っています。

    他所は他所。

    我が家は我が家。

    色んな情報や他者評価に振り回されず

    親はでっかく構えて手放しで信じる力

    深く大きな愛ではないでしょうか....?

     

    親も自分自身の過去から脱皮して

    一段違う景色から

    我が子を見守ってみませんか・・・?

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

     

    明日もきっといい日になりますように✨

     

     

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