こんにちは。音楽を活用して
幸せな園づくりをサポートするStepの山本です。
最近の天気予報では
春がそこまで来ているような解説が聞かれ
春の訪れが待ち遠しい時期になりましたね。
皆さんも
「三寒四温」
という言葉をご存知かと思いますが
改めて調べてみました。
「寒い日が3日ほど続くと、
そのあと4日ほど温暖な日が続き、
また寒くなるというように
7日周期で寒暖が繰り返される現象」
だそうです。
漢字の熟語は
その文字だけで深い意味まで
感じ取る事が出来て素敵ですよね。
こんな季節の移り変わりも
「三寒四温」
という漢字4文字で
その風情まで感じ
春の訪れがますます楽しみになります。
また声に出してみると
「サンカンシオン」
と言う言葉のリズムにも心地良さを感じます。
大人はついつい日々の事に追われ
季節を感じる事や言葉を
子ども達に伝えるチャンスを
逃す事が多いかもしれません。
「どうせ園児に「三寒四温」の話をしても
理解出来ないだろう・・・」
と思っている保護者も
いらっしゃるかもしれません。
でも私達大人も子どもの頃は
感性豊かな時期があり
昔は自分の祖父母や近所の皆さんに
そういった感性を育てるお話や言葉の意味を
ゆっくり優しく
教えてもらっていた経験が
あったのではないでしょうか・・・?
今は核家族が増え
マンションもお隣に
誰が住んでいるかが分からない・・・。
「マンション内の挨拶は禁止」
という所まである時代・・・。
だからこそ意識的に
保護者がちょっとした時間に
こういった子どもの感性を刺激し
豊かにしてあげる事で
心豊かな人生を送れたら
みんなが幸せですよね。
特に人格形成に大きな影響を与える幼児期は
こういった心の貯金がたくさんあると
その後の成長の大きな原動力にもなります。
また世代的にも幼児期は興味や関心があると
吸収する力も素晴らしいものです。
学校では漢字の四文字熟語は
感性を育てる為ではなく
「漢字の勉強」
として小学校4年生位で学びます。
生まれて4年生になる10年待たなくても
散歩や買い物の帰り道
お風呂に入っている時など
「こんな素敵な言葉があるんだよ」
とちょっと話すだけでも
大好きな家族から聞いた話は
きっと子どもの心の栄養になります。
また今の季節にぴったりな歌もありますよ。
「春よこい」
作詞:相馬御風 作曲:弘田 龍太郎
1.春よ来い 早く来い
歩き始めたみよちゃんが
赤い鼻緒のじょじょ履いて
おんもへ出たいと待っている
2.春よ来い 早く来い
おうちの前の 桃の木の
蕾もみんな膨らんで
はよ咲きたいと待っている
この曲は作詞をした相馬 御風が
自分の娘の様子を歌詞にしたと
言われています。
シンプルな歌詞なのに
心が温まる素敵な歌ですよね。
人は寒いと
「早く暖かくなって欲しい」
暑くなると
「早く涼しくなって欲しい」
とつい言ってしまいがちです。
それよりも
今しかない時間を過ごしている事や
今の季節を感じる喜びに目を向けると
同じ一日を過ごすにしても
素敵な一日に変える事が出来ますよね。
大人は日々、色んな事に追われ
ストレスフルな毎日ですが、
ちょっとだけ感性のアンテナの感度を強めて
子ども達と素敵な会話の時間を
持ちたいものですね。
ぜひ先生方は園児と
保護者の皆さんはお子さんと
手を繋いで歩きながら
「春よ来い」
を一緒に歌ってあげて下さい。
こういったささやかな体験は
子ども達にとって
お金で買う事が出来ない財産
にもなります。
春はもうそこまで。
春を待つ今を楽しみましょう♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もきっといい日になりますように
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