こんにちは。音楽を活用して
幸せな園づくりをサポートするStepの山本です。
このところ、不思議な事に
若い世代の方とお話しする機会があり
一人一人それぞれの思いや生き方を聞き
若い世代からも色んな事を学んでいます。
保育者業界のみに限らず
当然の事ながら今の若者の感覚と
私自身の20代での不安とは深みの違いを感じます。
国の経済や家族環境。
「向こう三軒両隣」
という言葉も死語になったような人と人の繋がり。
インターネットでは
新しい情報が毎日、先を争うように流れて来ます。
また国も
業務上のメンタルケアも必要と認める様になり
国全体としても
「自己肯定感の低下」
が問題視されています。
何だか行動する前から
リアルな行動もしていないのに
頭で考えてばかりになり易い状況の中、
繊細でまだまだ未熟な若者は
「きっとこうなるかもしれない・・・」
「自分はそんな立派な事は出来ない・・・」
「どうせ偏差値〇〇の大学だから・・・」
とネガティブな思いが
増強している様に感じています。
「人は気持ちで動く」
という言葉がありますが、
これは「モチベーション」(動機付け)が
あるか?無いか?で
その後の行動も大きく変わってくると
言われています。
何事も
「出来る子」
を指導育成するのは
指導する側も楽で楽しい。
ある程度の目標達成とその時期も
イメージ出来るでしょう。
しかし、
「不器用な子」
「自信が無い子」
は指導する側も、
大変な労力と根気が必要だし
指導する側も指導される側も
大きなストレスがかかる。
目標達成がイメージ出来ない場合も
あるかもしれません。
でもそんな時こそ指導する側の
本気度
熱量
指導力
が問われるのかもしれません。
「根気強く信じて育てる」
この言葉に尽きると思います。
採用するも
「この子どうせ直ぐ辞めるだろうな~」
と思いながら指導すれば
指導者の思い通りに辞めて行くでしょう。
でも指導する側が
「この子の伸びしろを自分が引き伸ばす」
と信じて向き合っていけば
いつか必ず花は咲くでしょう。
若い世代を育てる成功のカギは
その業務に必要な「スキルの育成」ではなく
どんな業種であれ
・社会人として働く事のやりがいや辛さ
・その企業の信念
・その企業がどれだけ世の中の役に立っているか
・その企業の社員の
たくさんの失敗談や成長した姿
等々、決してきれい事ではなく
スキル以前に
「夢を描かせる」
「希望と勇気を与える」
この2点を若い世代の弱みを理解しながら
丁寧に伝える事が
その後のみんなの幸せに
繋がるのではないでしょうか・・・?
こうやって逆算して考えていくと
まずは私達が社会人の先輩として
自分自身の仕事にやりがいや誇りを持って
仕事に取り組んでいるか・・・?
も大切になってくるという事ですね・・・。
もちろん全ての社会人が
自分の好きな事を
仕事にしている訳ではありません。
でもそんな中でも一つだけでも
若い世代に向けて働く喜びを
伝えられる大人になれたら
人のためだけでなく
自分自身のためにも
プラスになる事があるかもしれません。
まずは私達先輩が
若い世代から見て
「〇〇さんのようになりたい」
と感じてもらえるような
背中を見せる事が出来るように
なりたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もきっといい日になりますように
【補足】
よく精神状態で
「テンションが上がる」と言いますが
「テンション」とは
「緊張」「伸張」という意味で
「モチベーション」とは
ニュアンスが違ってきます。
参考まで
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幼稚園・保育園指導サポートシステムStep
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