こんにちは。

音楽を活用して幸せな園づくりを

サポートするStepの山本です。


幼稚園や保育園で年に一度、

これまで一年間の集大成としてお遊戯会や音楽発表会

生活発表会などが開催されます。

時期は大体12月か2月に開催されています。


2月開催の園の先生方は

本番への緊張と不安や園児の練習の指導

小道具・大道具・衣装の作成・保護者への案内など

一番大変な時期ではないでしょうか・・・?

 

年中・年長さんになると前年度の経験もあり

自分達が何のために何を練習しているのかをイメージし

目標に向かって頑張っている事でしょう。


年少さんやそれ以下の未満児クラスになると

初めてのお遊戯会という園児が多いと思います。


たくさんのお客様の前に出た経験も無く

年齢的にも普段の練習はあまり教え込まず

最低限のお約束だけ決めて

楽しむ事を優先して練習させる事が一般的です。


初めてお遊戯会に出る園児からすると

本番前に衣装に着替え、頭に飾りをつけ

暗いステージ裏から

 

突然、広いステージに立ち沢山のお客様を前に踊る・・・

 

なんて

考えてみたら出来なくて当たり前ですよね・・・?

 

もし大人のあなたが

友達とカラオケで楽しみながら歌っていた歌を

突然、初めて行った大きなホールのステージでライトを浴びて

沢山のお客様の前で

 

「はい、元気よく歌って!」

 

と言われたら

どんな気持ちになるでしょう・・・。

 

知らない沢山のお客様の視線を受けて

心臓が口から飛び出す位、

緊張してしまいますよね・・・。

 

そして、歌おうと思っても身体がいつも通りに機能せず

頑張っているのに小さな声しか出なかったり

表情や身体の動きもガチガチになる事でしょう・・・。

 

私もステージでの演奏を何度も経験していますが、

そのステージ上でリハーサルをしていても

客席からの何とも言えない

パワー? オーラ?を感じ

 

「普段通りに楽しんで演奏出来た!」

 

という経験はなかなかありません。

 

自分を照らし合わせながら初めてのお遊戯会に出る

子ども達の精神状態やストレスを想像すると、

 

ステージで一列に並ぶ。

 

みんなで揃っておじぎをする。

 

それだけでも凄い事ですよね・・・?

 

その上、踊ったり歌ったり


普段、お部屋で練習した事を


ステージ上で演技する。

 


本当に素晴らしい事ですよね。

 

 

これも普段の先生方が

子ども達の気持ちになって

創意工夫しながら毎日指導したり

遅い時間まで小道具や衣装などを作り

仕事とは言え陰ながらの尽力があったからこそ。

 

こんな風に

 

先生

子ども達

保護者のご協力と

 

みんなの頑張りが集まって

お遊戯会が開催されていますよね。

 

 

ここで保護者の皆さまにお願いがあります。

 

 

保護者の皆さまもお仕事をお休みし

楽しみに足を運ばれる事でしょう。


でも、もしお子さんがが練習通りに出来ず

 

ステージで大泣きして


ずっと先生に抱っこされていたとしても・・・


お遊戯や合奏で何か間違ったとしても・・・


笑顔でしっかり褒めてあげて下さいね。


「お父さん・お母さんは

 ○○くんが頑張ってくれて嬉しかった~!」と。

 

間違っても

 

「〇〇ちゃんは出来たのに何で〇〇は出来なかったの?」

 

なんて、他のお友達と比較する様な言い方は

絶対にしてはいけません。

 

もし自分がそんな風に言われたら

 

「〇〇ちゃんは○○ちゃん、私は私よ」

 

と思いますよね・・・?

 


どうしても日本の教育は

子ども達の個性や表現しようとする気持ちより


「揃える」

「合わせる」

「観ている人にどう見られるか?」

「きちんとしているか?」


に重きを置く為

本来、上手く引き出す指導が出来れば

素晴らしい表現が出来るのに

 

子ども達は音楽やリズムの躍動を感じる事なく

無表情で指示通りに身体を動かす表現になりがちです。


その為、

 

「他のお友達は△△していたのにあなただけ〇〇してた」と

 

まだまだ

 

「評価目線」

 

で観る保護者がたくさんいらっしゃる様に感じます。

 

英語で

「良くやったね!」

「頑張ったね!」を


「Good job!」


と言いますが、

失敗した時は


「Nice try!」


と声を掛けます。

 

こんな風に

挑戦した事を褒められると

 

「また新しい事に挑戦してみよう」

 

という勇気が湧いてきますよね・・・?


子ども達だって始めから

ステージで泣きたくて泣いたのではありません。

 

本当はみんなと一緒に

楽しく踊りたかったのかもしれません。

出来なくて悔しいのは子ども自身かもしれません。

 


本来、園の行事は保護者に観せる為のものではなく

行事を経験する事で

子ども達の成功体験を増やしたり

心の成長が大きな目的でもあるのです。

 

これからお子さんのお遊戯会を

観に行く予定がある保護者の皆さま。

 

今回の話を心の隅に置きながら

お子さんの成長を見守っていただけたらと思います。

 

泣いても

笑っても

間違っても

全てかけがえの無い思い出です。

 

そして確実に子ども達は目に見えない所で

大きく成長しています。

 

 

たくさんの園のお遊戯会・発表会が

子ども達が輝く素晴らしい時間になりますように!

また先生方の頑張りが素晴らしい花を咲かせますように!


最後までお読みいただきありがとうございました。

明日もきっといい日になりますように✨

 

 

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