こんにちはStepの山本です。
ついこの間、お正月がきたと思ったら後少しで1月は終わりですね・・・。
いつもの事ながら月日が経つのは本当に早いものですね。
さて前回、子どもの発育について悩む保護者への対応についてお話ししました。
本日は保護者対応をするにあたり
胸に置いておきたい事をお話ししたいと思います。
長年、保護者とお話ししていて感じる事は
昔の保護者から比べると
今の保護者は心配性の方が多いように感じます。
昔はインターネットも無く表現が適切ではないかもしれませんが
保護者の心配を大きく膨らませるような情報も少なく
今に比べて実際に見た事、話した事から
判断していた保護者が多かったような気がします。
ところが今は情報が溢れ過ぎ先の先まで想定し夢を膨らませるならまだしも
ダメな方、マイナスな方にイメージが膨らみ我が子は
「大変な事にならないように」
「苦労をしなくていいように」
「社会的に親である自分以上に豊かになるように」
というモノサシで考える保護者が多くなったように感じます。
もちろんそれは日本の人口減少や経済の先行きに対する不安、
学生の就職難・・・など
保護者自身の老後と我が子の将来と心配の種は尽きず
その気持ちも理解出来ますよね・・・。
ただ、これまでに書き並べた事を読み返すと
目に見える事、数値化出来る事ばかりの不安ですよね・・・?
これから成長していく我が子の心をどう育てるのか・・・?
想定される厳しい社会を自立して生きて行く為に
「スキル」ではなくどんな逞しさが必要なのか・・・?
という部分が抜けている事が分かりますね。
もちろん頭の中では心や逞しさを育てる事の必要性は
どの親も分かっています。
でもやはり「心配」や「不安」が先に立ち
ついつい手や口を出してしまうのですね。
保護者本人は「過干渉」のつもりでなくても
折角、子どもたちが失敗したり、くじけそうになったりする
素晴らしい心のトレーニングのチャンスを
奪い取っている事に気が付かないまま・・・。
子ども達は年齢が低い時ほど素直で失敗したとしても
人生に関わるような大きな失敗はありません。
子ども達は失敗を経験し
その時は辛く涙がこぼれる時もあるかもしれません。
でも、その小さな失敗を乗り越えた喜びは
素直な子ども達にとって大人の何十倍ものパワーになります。
失敗する事に対しても経験を重ねる度に耐性が付き
失敗からの切り返しも自分の力で考え
対応していけるようになります。
昨日もお話ししましたが、
スポーツ・楽器・勉強・料理・・・
その他いろいろ、経験があればあるほど成長出来ますよね。
ここで先生方にお願いがあるのです。
お話しして効果的になる場合はぜひ保護者に
「子ども達の失敗のススメ」
をしていただきたいのです。
保護者がもし心配性で口出し、手出しが多く
のびのび出来ない園児がいたら、思い切って先生から保護者に
「心配する気持ちよく分かりますが
〇〇くんを信じてあげましょう!
分かっていても見守って、今の内にたくさん失敗させてあげましょう!」
もし失敗したら
「やった!これでもう一段、成長出来る!
と手口出さず、喜んで見守りましょう!」
「泣いてきたらぎゅっと抱きしめ「ちゃんと見ているよ」
と言ってあげるだけで大丈夫ですよ」
と伝えて欲しいのです。
若い先生でも
「失敗する事の大切さ」
をしっかりお話しし、先生自身も保育の中でも同じ気持ちで
「失敗OK!」
「失敗して良かったね~!」
位の大きな気持ちで子ども達と接していただけたらと思います。
人の心配している事の90%は起きないそうで、
また特に日本・韓国・中国などアジアの国は
遺伝子的に幸せホルモンと言われるセロトニンが少ない民族で
心配性の人が多い国と言われています。
かく言うお話ししている私自身も出来ていない事
後悔する事もたくさんあります。
そんな先輩ママからのエールも含めて
まずは大人から。
そして子ども達も
「失敗して良かったね~!」
「失敗してかっこいい~!」
というポジティブな空気がクラスの中に広がると素晴らしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日のきっといい日になりますように
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